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田所 高志Takashi Tadokoro

田所 高志

氏名 田所 高志
ふりがな たどころ たかし(Takashi Tadokoro)
職名 講師(Junior Associate Professor)
学位 博士(工学)
専門分野
  • 物理系薬学(生物物理化学、蛋白質工学、構造生物学)
略歴
  • 大阪大学大学院工学研究科物質・生命工学専攻博士課程修了 博士(工学)
  • 大阪大学大学院工学研究科物質・生命工学専攻 特任研究員
  • 米国国立衛生研究所老化研究所 客員研究員
  • 北海道大学大学院薬学研究院生体分子機能学研究室 博士研究員
  • 北海道大学大学院薬学研究院創薬科学研究教育センター 特任助教
SDGsの取組み icn_sdgs_goals_04.jpg icn_sdgs_goals_04.jpg

田所 高志

主な研究課題

蛋白質は、水以外で私たちの身体に最も多く含まれる成分であり、組織を構成したり生体反応を触媒したりと生命維持活動に重要な役割を担っています。私は蛋白質の構造・機能・物性を分子レベルで明らかにすることで生命現象を深く理解するとともに、その知見に基づいて新たな機能性分子を創生することを目指しています。蛋白質はアミノ酸が鎖状に重合してできた高分子で数多くの種類が存在しますが、中でも抗体に着目し研究を進めています。抗体は体内に侵入した異物に対して作られ、特異的に認識し排除するようにはたらきます。抗体の特徴は、特定の抗原(異物)を認識することができる高い特異性にあります。このような仕組みを利用して病気の原因物質に対する抗体をつくり、病気の治療や予防に用いられるのが抗体医薬品です。近年では、がん免疫療法の抗PD-1抗体やCOVID-19の中和抗体などで注目を集めており、創薬モダリティの中で重要な位置を占めるようになってきています。現在の抗体医薬品では、主に全長の抗体IgG分子が用いられています。IgGは、重鎖と軽鎖で構成される分子量約150kDaの巨大分子で、高い標的抗原特異性、長期にわたる血中半減期、Fc領域を介したエフェクター機能といったメリットがあります。しかし、分子量が大きいため組織浸透性が低い、抗原結合能が強すぎるための副作用、高い製造コストによる高薬価といった課題が残されています。そこで抗体分子そのものに着目し、特に抗体の分子フォーマットを蛋白質工学的に改変した小型抗体に様々な機能を付与することでより高機能な抗体医薬品を創生することを目指しています。

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主な著書・論文

主な国際・国内活動

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〒756-0884 山口県山陽小野田市大学通1-1-1

TEL0836-88-3500