投稿日:2018/01/01 お知らせ
「薬学と理工学の融合から、心の豊かさを実現する未来が生まれる!」
明けましておめでとうございます。本学の学生・ご父母・ご家族の皆様、卒業生の皆様、教職員の皆様、そして、地元・山陽小野田市・山口県の皆様、並びに産学官連携において本学をお支え頂いている多くの皆様と共に輝かしい新年をお祝いしたいと思います。
本学は一昨年の4月に「公立大学法人山陽小野田市立山口東京理科大学」として新たなスタートをきりました。無事、1年目、2年目を過ごせましたことをまず、皆様に感謝申し上げます。
そして、いよいよこの4月には、全国で4番目、西日本では初めての公立大学薬学部を創設いたします。長くこの地に望まれていた、薬学の知識を有する人材を育て、地域の健康を担う、薬学の知の拠点が誕生するわけです。本学は工学部と薬学部よりなる大学となって、数年後には学生の数も現在の倍近くになります。この地に集う若い力を源泉に、地域の活性化、社会の繁栄を目指していきたいと思います。学内においては薬学と理工学のシナジーにより、教育や研究に一段の発展を期待し、地元産業の創出や社会で活躍できる優れた人材の育成を行っていく所存です。
さらに学生諸君にはぜひ、両学部相互の融合に努め、"工学的センスを有する薬剤師・薬学者"、"生命や健康に関心の高いエンジニアや研究者"となって、これからの世界を担っていただきたいと願っております。
今年は明治維新150年の年です。私は昨年1年間、『教育維新』という言葉を掲げて、その維新に先立つ10年前に、山口の地では現代の高等教育が目指す学力の3要素からなる教育を実践し、今日の日本の礎を築いたことを評価しつつ、原点に立ち戻った教育改革を訴えてきました。
今年もその姿勢になんら変わりはありません。大学の使命である教育と研究の力で心の豊かさを生み出して、この街を、この世界を魅力あるところとしていくことを目標に励んでまいります。どうか、皆様の変わりないご支援を賜りたくよろしくお願い申し上げます。
皆様方にとり、本学にとり、素晴らしい未来につながる年となることを祈念いたしまして、年頭の御挨拶といたします。