卒業生の声

伊藤 太一

卒業
工学部 機械工学科 2019年卒業
勤務先
宇部興産株式会社
出身
山口県

山口東京理科大学機械工学科を志望した理由を教えてください。

高校生の時は飛行機や車などの機械設計をやりたいと思っていました。そんな時に地元にある山口東京理科大学が公立化するということを聞き興味を持ったことがきっかけです。 担任教員から面倒見の良い学校でしっかり学べると勧められたことで志望を決心しました。

在学中、勉強以外で取り組んだこと、楽しかったことを教えてください。

大学在学中にコンビニでアルバイトをしていました。アルバイト代を貯めて車の免許と車を取得し、友人と県内をドライブしたり、音楽ライブや旅行に行ったりと行動範囲が広がり、様々な経験をすることができました。

卒業研究の内容について教えてください。

自律型トマト収穫ロボットの開発を行っていました。農業用ロボットは、農業労働者の人口減少による食糧自給率の低下を解決する1つの方法として活躍が期待されています。 池田研究室では毎年トマトロボットの研究開発を引き継ぎで行っており、私は自動でトマトを収穫することに初めて挑戦しました。カメラセンサでトマトを認識して近づき、適切な距離にアームを延ばし収穫する機構とプログラムを作るのに苦労しましたが、そこが楽しくもありました。

現在の仕事を選んだ理由と仕事のやりがいについて教えてください。

私は現在、ポリイミド製品の開発をしています。きっかけは小惑星探査機はやぶさ1号機に宇部興産のポリイミドフィルムが使用されており、そこからポリイミドに興味を持ち、携わってみたいと思ったためです。身近な物ではテレビやスマホ等にも採用されており、身の回りの電子製品の軽量化・薄型化、高性能化に貢献できることがやりがいの1つです。

機械工学科での学びが、現在の職場でどう役立っているか教えてください。

扱っているものは化学製品ですが、製品を作り、物性を評価するのは機械です。機械の校正や点検、授業実験で行った引張試験など授業や研究で学んだことが職場で役立っています。また、製造設備や試作機の図面を見る機会があり、大学で製図も学んでいたため仕事への理解をより深めることができています。

山口東京理科大学に進学するか迷っている高校生に、アドバイスをお願いします。

生徒と教員の距離が近く、勉強や研究、就職活動で親身に相談に乗ってもらえます。近くに海や大型ショッピングモールがあるので授業の空き時間や休みの日に友人と遊びに出かける理科大生が多いです。お体に気を付けて受験勉強頑張ってください。