山口東京理科大学機械工学科を志望した理由を教えてください。

公立化したことで学費が安く、出身である福岡から比較的近いことと、発電所や特殊車両のような大きな機械にロマンを感じ、山口東京理科大学機械工学科に志望しました。

在学中、勉強以外で取り組んだこと、楽しかったことを教えてください。

生徒会である学友会で、特に盗難傘防止活動を取り組みました。福岡、広島に近いので観光しやすく、山口でも車があれば、様々な秘湯や絶景スポットが数多くあり、観光が楽しかったです。休みの日は友達と観光に行くのも良いかもしれませんね。

卒業研究（もしくは修士の研究）の内容について教えてください。

人類が経験したことのない熱量を冷却するため、沸騰冷却（気化熱冷却を従来よりも促進させること）について研究をしております。この熱量は次世代電気自動車(以下:EV)に搭載されるSiCインバータに発生し、この沸騰冷却を利用することで、冷却性能向上によるEVの安全性や、冷却効率の向上によるEVの航続距離の向上に貢献できます。苦労したことは実験装置の改修で、特に、新加熱用ブロックの設計は解析結果に基づき最適な条件を見つけることが大変でした。また、コロナ禍で工夫しながら、研究室のメンバーと楽しく交流できたことが良かったです。

現在の仕事を選んだ理由と仕事のやりがいについて教えてください。

ものづくり産業や人々の生活など日本の経済全体を支えることができる原子力発電所を、安全に稼働させられる技術者になりたいと考えています。特に日本のものづくり産業は廉価な電力供給と脱炭素社会の実現が必要不可欠であり、それらを両立できる原子力産業を支えたいと考え、東京電力に就職を決めました。

機械工学科での学びが、現在の職場でどう役立っているか教えてください。

機械工学科では4力(機械力学、材料力学、流体力学、熱力学)や制御工学を中心に学びますが、特に熱力学の知識が発電システムの理解に繋がっていると考えます。

山口東京理科大学に進学するか迷っている高校生に、アドバイスをお願いします。

少人数だからこそ、課外活動は伸び伸びと経験でき、勉強は様々な分野に精通している先生方にすぐに尋ねることが出来ます。また、就職についても結城先生のおかげで自分のやりたいことを叶えられました。少しでも興味を持った方は、ぜひ山口東京理科大学にお越しください。