卒業生の声

長野 慎太朗

卒業
工学部 機械工学科 2016年卒業
勤務先
宮崎県延岡市
出身
宮崎県

山口東京理科大学機械工学科を志望した理由を教えてください。

エネルギー工学に興味があり機械工学科を志望しました。進学先を検討する中で、高校の先生から紹介されたことが山口東京理科大学を知ったきっかけです。学業を修めるうえで興味を惹かれるカリキュラムであったことや、地域の中核で活躍する人材の育成を目指すという大学の理念に共感したため志望しました。

在学中、勉強以外で取り組んだこと、楽しかったことを教えてください。

部活動に活発に取り組みました。硬式テニス部に所属し、3回生では部長を務めさせていただきました。入部時は部員も少なく大会出場等もありませんでしたが、2回生から市の大会に出場するようになり、3回生時は合宿を実施するなど、大会ごとに目標を定めることで部として充実した時間を過ごすことができたように思います。

卒業研究(もしくは修士の研究)の内容について教えてください。

爆発圧縮ポーラス銅管の伝熱性能を評価する研究に取り組みました。爆発圧縮技術を導入して熱交換器の冷却性能を向上させることを目的としていました。 研究室では、同級生の友人と互いに実験をサポートしあい、それぞれの結果について考察を深めました。また、他研究室に配属された友人とも情報交換するなど、興味が尽きることなく学ぶことができました。 研究で苦労した点は、徹夜で実験を実施したことや実験器具の不調でスケジュール通りに進捗しなかったことです。限られた期間での卒業研究であるため、時間との戦いでした。実験に協力してくれた友人達には心から感謝しています。

現在の仕事を選んだ理由と仕事のやりがいについて教えてください。

地元をより良くしたいと思い公務員を目指しました。地元を離れ、県外の大学へ進学したことにより、環境や生活の違いに気づきました。地元と同じ工業都市であり、似た雰囲気の街でしたが、地元より賑わいを感じることが多くありました。原因を考えると街の構造や財政状況等の違いに気づき、地域づくりに興味を持つようになりました。 生まれ育った地域に貢献できることに大きな魅力を感じます。また、公務員は定期的に異動があり、部署によって業務が大きく異なるため、刺激を受ける場面も多く、自分の成長につながると思います。

機械工学科での学びが、現在の職場でどう役立っているか教えてください。

技術職ではなく事務職で入庁しているため、直接的に知識が生かされる場面はほとんど(豆知識の披露程度しか)ありませんが、大学時代に培った自ら学ぶ姿勢や行動力は役立っていると思います。公務員の業務は多岐にわたり市民の生活と密接なものであるため、ただ事務をこなすだけでは不十分であり、公平・公正であるために広い視野と正しい知識が必要です。正しい知識と広い視野も持つことの重要性を学び、それらを意識していたことが業務に生かされていると思います。

山口東京理科大学に進学するか迷っている高校生に、アドバイスをお願いします。

私はこの大学で大きく成長できたように思います。友人に恵まれたことはありますが、先生方には授業以外でもたいへんお世話になりました。就職や進学に対するサポートも充実しており、この大学は自分の目標へ挑戦できる環境が整っていると思います。 今しか迷えないことなので存分に迷い、そして迷って選んだ道をよりよい道にしていきましょう!!