
金沖 巧望
- 卒業
- 工学部 機械工学科 2024年3月卒業
- 勤務先
- サーモス株式会社
- 出身
- 山口県
山口東京理科大学機械工学科を志望した理由を教えてください。
数学と物理を基盤とし、工学の基礎学力を重視する本学に魅了されたからです。高校時代、私は学力に自信がありませんでしたが、1年次での基礎学習が実を結び、2年次、3年次の専門(機械系)科目での理解につながりました。学力に自信のない方でも十分に成長できる環境が整っている点が、本学の強みであり、志望理由と考えます。
在学中、勉強以外で取り組んだこと、楽しかったことを教えてください。
「マラソン」と「料理」です。マラソンでは目標タイム達成のため、トレーニング計画や栄養摂取法を研究し、その努力が大会での自己ベスト更新につながりました。料理も楽しみながら、健康的な食事を心がけました。今でも、これらに没頭することが日々の楽しみです。
卒業研究の内容について教えてください。
3D CNN(深層学習)を用いた複雑な家具関連の3Dモデルのクラス分類について取り組みました。MATLABを使用してクラス分類を実施しましたが、初期段階では望ましい結果が得られませんでした。しかし、学習後、常に改善策を模索し、実施することで一定の分類結果を得ることができました。今後、研究成果に基づいた改善案を練り、更なる分類精度向上と実用化を目指す研究生が現れることを期待しています。
現在の仕事を選んだ理由と仕事のやりがいについて教えてください。
調理や食の快適さを追求するために、サーモスを選択しました。サーモス製品はマグボトルを基点とし、現在ではランチジャーやフライパンの製品にも進出しています。今後はフライパンの開発設計に携わり、デザイン性はもちろん、鍋のこびりつきや洗いにくさといった日々の使用でのストレスを軽減することを目指します。ビジネスモデルはB to Cになりますので、消費者の生活や価値観にプラスの影響を与え、好評いただけるよう取り組んでいきたいと考えています。
山口東京理科大学に進学するか迷っている高校生に、アドバイスをお願いします。
正直なところ、本学科の学び(機械工学)は地味で時間のかかる学問です。ですが、機械工学は4力学から設計、工作法、制御などの幅広い分野での学びが可能なため、将来の選択肢を広げることができ、自分のやりたいことを見つけ、仕事に活かすことができます。本学ならば、機械工学に興味がある人やキャリアビジョンが定まっていない人でも学べる環境は十分に整っています。是非、山口東京理科大学へお越しください。