学内施設の紹介Facility

薬用植物園Botanical garden

薬用植物に関する教育と研究を目的として、キャンパス内に薬用植物園を設置しています。ここには、漢方薬や生薬、健康食品の原料である薬用植物などが栽培されています。また、山陽小野田市の江汐公園には、一般市民の方に身近な薬用植物を観察してもらえる総面積2,500㎡の薬用植物園を設置しており、薬用植物の啓蒙活動や市民の憩いの場として有効活用されています。

私たちの身の回りに生育する多種多様な植物の中には、健康維持や疾病の治療に役立つものが知られており、「薬草」と呼ばれます。例えば、本学の近く竜王山にはシマカンギク、キランソウが自生していますが、シマカンギクの花は解熱、解毒、鎮痛を目的として利用されます。また、キランソウの全草は咳止め、解熱、下痢止めなど幅広く利用される身近な薬草です。

共同機器・実習室Joint equipment / Practice room

薬学部棟となる6号館と7号館には、6年間を過ごすことになる薬学部の教育・研究の拠点として、さまざまな最先端の設備が整っています。共に5階建ての両棟は渡り廊下で繋がっており、薬学部に特徴的な薬剤調剤室、製剤実習室、無菌製剤室、プレナリーセッション室、質量分析室等の施設の他に講義室、実習室、自習室が完備されています。

薬剤調剤室

処方せんに記載された患者情報や薬剤、用法、用量をもとに事前監査、疑義紹介、計数・計量調剤や調剤後の監査、薬剤交付の方法や服薬説明について学びます。

プレナリーセッション室

中央の講義スペースで全体討議を行い、周囲を囲む15室ものディスカッションルームに分かれ、グループ討議を行うことができます。

無菌製剤室

注射剤の調製環境である無菌室やクリーンベンチ内での操作を学び、高カロリー輸液の混合調製に関わる知識や技術を習得します。

質量分析室

質量分析室では、高性能な機器を取り揃え、科学技術の水準を向上させることで、世界最先端の独創的な研究を支えています。

コンピュータラウンジ3

いつでもパソコンを利用できる施設です。グループでの議論のほか、授業の課題や実験レポートの作成など、自由な学びの場となっています。