知と地を未来につなぐ研究活動を積極的に展開。
研究成果を地域、さらに世界に還元しています。
地域発出の農作物に生命医科学的な特殊性を見出す

作物の活性と商品価値を市職員らと議論

花の海を埋め尽くすひまわり
伊豫田研究室では、「加齢性疾患の発症・進展メカニズムの新規理解とその調節手法の開発」を幹とする研究に取り組んでいます。そこで、中国地方における種苗供給の拠点として活躍する市内企業(株)花の海にご協力をいただき、地域から送り出される農作物に「山陽小野田市が掲げる“スマイル・エイジング”に貢献する特徴」を見出し、ブランド化へと繋げる挑戦をしています。
白金×地域特産和紙=プラチナプリントで未来へつなぐ

応用化学科 白石教授と研究をする学生

防府天満宮のリフォトグラフィー
化学的に安定な白金により印画するプラチナプリントは、美しい写真を500年以上残すと言われています。我々は、永年培った白金粒子合成技術を地域特産和紙に応用し、その評価をAIで実施しています。山口県には、明治期からの古写真が数多く眠っており、古写真と現在の様子を対比するリフォトグラフィーを用い、プラチナプリントにより地域の変遷を未来へつなぐ研究も行っています。
地元企業と共同で医薬品関連化合物の効率的な合成法を開発

学生の不断の努力から新たな研究成果が生まれます

研究活動で大活躍の減圧濃縮装置
治療効果の高い薬の開発は、病気で苦しむ世界中の人々を一刻も早く救うために極めて重要です。薬学科松永研究室では、山陽小野田市の田辺三菱製薬工場(株)と共同で、松永研での基礎研究成果をもとに、医薬品関連化合物を効率よく合成する方法の開発に携わっています。本研究の進展により、新しいタイプの治療薬がより迅速に開発されるものと期待しています。