研究室・教員紹介

山本研究室Yamamoto Laboratory

ユビキタスコンピューティング、
行動変容システム

山本 眞也講師

Yamamoto, Shinya

博士(工学)

山本 眞也

コンピュータのさりげないフォローで生活を豊かに!

IoTや機械学習に関連する技術を用いたユビキタスコンピューティングや行動変容システムについて研究しています。人だけでなく、犬・猫・熱帯魚などの動物も対象として、様々なセンサから収集した情報でリアルタイムにシチュエーションを推定し、未来の行動をさりげなくフォローしたり誘導したりすることで、対象の活動を充実させることを目的としたシステムの実現を目指しています。
具体例として、室内飼育犬の支援システムでは、首輪につけたセンサから得られたデータから犬の行動やストレスを推定し、場合によっては、おもちゃを自律動作させて遊びを誘発させ適切にストレスや運動不足が緩和するよう誘導させる仕組みを研究しています。

また、熱帯魚の飼育支援システムでは、水槽の水温・pH・光量を適切に調節するだけでなく、水槽上部に取り付けたカメラからの映像を解析することで、産卵したときには卵を産み付けた場所を飼い主に通知したり、エサの食いつきが悪いときにはエサを変更したり、病気やケガをした場合には飼い主に対応を提案したりなど、一般的なタイマーで動作する給餌機やライトだけではなく、よりスマートな支援を提供する仕組みについて研究しています。

図 1 画像解析による熱帯魚の行動推定