研究室・教員紹介

阿武研究室Anno Laboratory

エネルギー変換材料

阿武 宏明教授

Anno, Hiroaki

博士(工学)

阿武 宏明
未来を拓くエネルギー材料の開発

新しい電子機能材料、特に未利用熱を電気に直接変換する熱電材料の創製と、そのデバイス開発について研究しています。脱炭素社会の構築に向けて省エネルギー・CO₂排出抑制のための革新的技術として、産業炉や自動車の排熱、太陽光熱や温泉熱などの自然熱、体温などの熱を直接電気に換えて有効利用する熱電発電システムへの応用を目指しています。

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井上研究室Inoue Laboratory

非線形データ分析

井上 啓教授

Inoue, Kei

博士(理学)

井上 啓
カオス現象を見える化する!カオス現象の複雑さを数値化する研究

カオス現象の複雑さを、カオス尺度という独自指標を用いて数値化する研究を行っています。カオスは、最初の2つの状態がほんの僅かな違いにも関わらず、時間が経つと全く異なる状態になってしまうという特徴があります。そのため、対象となる現象に含まれるカオスの強さを調べる必要があります。そこで、従来指標では困難である課題として、時系列データに含まれるカオスの強さを数値化する課題に、カオス尺度を用いて取り組んでいます。

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大久保 健一助教

Okubo Ken-ichi

博士(情報学)

大久保 健一
カオス力学系の統計的性質の解析

古典カオス系は決定論的に時間発展するにもかかわらず、初期 条件鋭敏性と呼ばれる性質によって、初期条件のわずかな誤差 が時間発展に従い非常に大きく拡大することで長時間にわたる 予測が困難であるという特徴があります。このように複雑な挙動 によって予測が難しいにもかかわらず、カオス力学系を統計的に 観察すると美しい秩序だった法則が現れ、カオス力学系の性質 を特徴づけます。エルゴード理論に基づいて統計的観点からカ オス力学系の性質を明らかにする研究を行っています。

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柁川研究室Kajikawa Laboratory

超伝導工学

柁川 一弘教授

Kajikawa, Kazuhiro

博士(工学)

柁川 一弘
電気抵抗ゼロの超伝導現象を活用したグリーン科学技術の創出

電気抵抗がゼロとなる超伝導現象を利用すれば、損失の低減により省エネルギーに貢献するだけではなく、大電流・高磁界の特長により高機能な超伝導応用機器(電気機械、電磁石、NMR/MRI装置など)を実現できます。超伝導機器を安定的に運用するためには、超伝導線や複合導体における電磁特性・熱的安定性の定量的評価に関する基礎的研究も不可欠です。超伝導技術の幅広い普及により、環境にやさしい社会の構築を目指します。

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古栫 雅裕助教

Furukakoi, Masahiro

博士(工学)

古栫 雅裕
経済性と系統安定性を考慮した電力系統の最適化に関する研究

太陽光発電や風力発電のような日射量や風速など天候の影響で出力が変動しやすい発電設備(変動電源)を電力系統に導入した場合、系統の安定性に悪影響を与える場合があります。そこで、ゼロカーボンを目指す電力系統において、変動電源による悪影響を定量的に評価し、経済性や系統の安定性を考慮した最適な運用や最適な設備構成を明らかにすることを目指します。

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高頭研究室Takatoh Laboratory

電気光学デバイス・光学材料

高頭 孝毅教授

Takatoh, Kohki

博士(理学)

高頭 孝毅
液晶技術を使って電気信号や方向制御によって光をうまくコントロールする技術を開発

液晶に関する技術の多くは日本で開発されてきました。液晶ディスプレイの生産の多くは海外に移転しましたが、光をコントロールしなければならない用途は数多く存在します。液晶材料は光をうまくコントロールできる材料です。私の研究室では液晶を用いて電気信号によって光ファイバーなどの光をコントロールしたり、光の進行方向の違いによって光の透過率を変える技術等を研究開発しています。

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穐本研究室Akimoto Laboratory

ソフトマター工学

穐本 光弘准教授

Akimoto, Mitsuhiro

博士(理学)

穐本 光弘
基礎も応用も,物理も化学も電気電子工学も―やるなら徹底的に

液晶・高分子・コロイド・ナノ物質を基本材料として,構造的に柔らかく,かつ多機能な電気電子デバイスの提案・作製とその評価を行っています.レーザー光の方向やコヒーレンス性を制御するデバイスや,超低消費電力調光ガラス(スマートウィンドウ)などのオプトエレクトロデバイスの他に,液晶-高分子複合系における重合誘起相分離過程の追跡など応用に留まらずデバイス作製に関する諸現象の機構解明にも取り組んでいます.

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大嶋研究室Oshima Laboratory

パルスパワーとプラズマ

大嶋 伸明講師

Oshima, Nobuaki

博士(工学)

大嶋 伸明
一瞬の輝きに無限の可能性を見出す

マイクロ秒~ナノ秒というような極短い時間だけ電力を使い、通常では有り得ない現象を起こすのがパルスパワーという技術です。これは半導体を高速に駆動・制御することによって実現できます。この技術を応用して、大気圧低温プラズマの生成と表面改質への応用、短パルス放電による金属-樹脂の剥離技術の開発、水のパルス電気分解による水素製造の高効率化など環境改善やリサイクル、水素社会実現を目指した研究を行っています。

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合田研究室Goda Laboratory

自然エネルギー研究室

合田 和矢講師

Goda, Kazuya

博士(工学)

合田 和矢
未来の窓 発電ガラス
~30℃で変わる世界~

合田研究室(自然エネルギー研究室)では、「30℃」をキーワードに温度変化で見た目が変わる発電ガラスを開発しています。気温30℃以下では、完全に透明な窓ガラスです。気温が30℃以上となると、白濁した窓ガラスへと自動的に見た目が変化するだけでなく、電位差が発生します。合田研究室では、環境変化に応じて見た目が変わるだけではなく、スマートフォンが充電できる窓ガラスの実現を目指しています。

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山本研究室Yamamoto Laboratory

ユビキタスコンピューティング、
行動変容システム

山本 眞也講師

Yamamoto, Shinya

博士(工学)

山本 眞也
コンピュータのさりげないフォローで生活を豊かに!

IoTや機械学習に関連する技術を用いたユビキタスコンピューティングや行動変容システムについて研究しています。人だけでなく、犬・猫・熱帯魚などの動物も対象として、様々なセンサから収集した情報でシチュエーションをリアルタイムに推定し、未来の行動をさりげなくフォローしたり誘導したりすることで、対象の活動を充実させることを目的としたシステムの実現を目指しています。

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