学科紹介

数理情報科学科について

行政・医療・健康・農業・製造など様々な領域においてデジタル技術の活用が推進されています。デジタル技術を用い、その領域や分野固有の問題として抱える課題解決に向けた取り組みは、これまでの社会の在り方や人々の生活をより良く変える可能性を秘めています。

数理情報科学科では、数学を基礎として情報を数量化し、科学的に解析・分析する能力を身につけることで、デジタル技術による新しい価値を生み出す人材を養成すると共に、最先端技術を駆使した研究を遂行しています。

学生は、早い段階から学部の教員が行う研究や、企業・行政との共同研究に参加し、自分の研究課題を設定することが可能です。学んだ知識やスキルをその課題解決のために活用したり、発表会で自身の研究成果をプレゼンテーションしたりする経験を通じて、実践力を養うことができます。また持続可能な地域づくりへの取り組みとして「地域課題×デジタル技術」の掛け合わせにより地域創生へと繋がる研究テーマを推進しています。

学科の特徴・教育目標

特徴

数学をベースとして基礎から専門分野まで段階的に学んでいくことで、数理科学的素養を身につけ、地に足の着いた知識とスキル(プログラミング力等)を身に着けることができます。

本学科では、 数物・計算技術、生命科学、データサイエンス・情報解析・ソフトウェア、自然言語処理の4つの専門分野を設定し、主専攻と副専攻の選択により複数の分野にわたり知識を修得することができます。

2024年度より工学研究科 数理情報科学専攻 修士課程が設置されています。これにより大学院への進学が可能となり、学部+大学院(4+2)の一貫した教育により、幅広い知見を身につけることができ、複雑化する現象を横断的に俯瞰し課題を解決する「総合知」を 育むことに繋げます。

目標

過去の社会課題や問題でも、それを取り巻く環境が変化したことで、異なるアプローチが可能となりました。様々な課題に数理情報学的視点からデータに基づいた新しい時代のニーズに柔軟に応えていく、コミュニケーション力をたずさえた学生の教育を目標としています。

デジタル化や脱炭素社会といった大きな変化の波の中で、柔軟に対応する力を持ち創造性を発揮できる、協調性、倫理観、国際的コミュニケーション能力を有し、グローバルな視点から学習や研究に意欲的な人材育成を目指します。

施設

2024年末には、3階建ての新しい教室棟が完成予定です。
この3階には、数理情報科学科の卒業研究を行う部屋のほか、研究室、サーバー室、教室、コンピュータ教室、グループディスカッション室、学生ラウンジなども整備されます。