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光高等学校の生徒が「出前講義」を受講

投稿日:2016/10/28 レポート

光高等学校の生徒が「出前講義」を受講

 平成281027日(木)山口県立光高等学校の生徒41名が「出前講義」を受講しました。本学では、「出前講義」により、高校生の理工系の関心や興味が喚起され、目標設定の一助となればと考えております。

 

 生徒たちはまず、1コマ目に工学部機械工学科・貴島孝雄教授より「やさしい自動車工学」の講義を受講しました。「ものづくりは数式を活用して行うものである」という説明から入り、ものづくりの本質と進化についても、移動手段の歴史について触れながら講義を進めました。「自動車とは人の身体能力を拡大したものである。だから、自動車が並んでいる=人が並んでいる、自動車が前から来る=人が前から来る、という感覚を持って自動車に乗ってほしい」という話に、生徒たちは真剣に耳を傾けていました。講義の最後に貴島教授は、「ものづくりは人の進化をコントロールするものであり、人の気持ちのためにする、ということを覚えておいてほしい」と生徒たちに話していました。

 

 続いて2コマ目に生徒たちは、工学部応用化学科・池上啓太准教授より「水素エネルギーの現状と未来について」の講義を受講しました。始めに池上研究室の写真を見ながら、研究室では無機材料を使用して研究を進めていると説明を受けました。研究室にある二酸化炭素の吸着を調べる装置等、ほとんどの装置が手作りであるとの話には驚いた表情をする生徒もいました。また、光市の隣、周南市では水素ステーションの整備もされており、山口県での水素生産量は全国に対して14%と、非常に高い割合を占めていることも説明されました。水素を作る方法としては、まだまだ石油に頼っている部分も大きいが、今後は酸化チタンへの光照射による「光触媒」への期待が高まっていること、山口県では水素と二酸化炭素を使用して企業と大学で研究を進めていること、全国へ水素活用をアピールしていくこと等、水素エネルギーの未来についてのお話がありました。

 

 講義中は、どの生徒も熱心にメモを取りながら先生の言葉に聞き入っていました。本日の講座が、生徒たちにとって進学等目標設定の一助となれば幸いです。 

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〒756-0884 山口県山陽小野田市大学通1-1-1

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