山陽小野田市立山口東京理科大学と山陽小野田市は包括的連携協定を締結しています。本学と市のより密接な連携体制を構築し、地域の発展に貢献することを目指したもので、行政と大学の教育・研究に関する人的・知的資源の円滑な交流や活用を推進し、地域の学校教育に対する支援強化や生涯学習の振興拡充を図っています。
「ほんものの科学体験講座」は、本学と山陽小野田市の包括的連携協定に基づき、市内の小中学校を対象に毎年実施している理科支援事業です。大学の知的資源を活用し、子供たちの理科への興味・関心を育んでいます。
山陽小野田市立中央図書館の主催で隔月開催される「サイエンス・カフェ」に本学の教員を派遣しています。参加者が「知」への興味・関心を深められるように、本学教員がそれぞれの専門分野、研究内容などを高校生にも分かりやすくお話しします。
「かがく博覧会」は、本学と山陽小野田市とが共同で開催しています。市内の小学校、中学校、高等学校、大学、企業が一堂に会し、各学校や企業から科学の作品や実験ブースなどを出展します。例年、市内の「おのだサンパーク」で開催され、子供から大人まで、科学を学ぶ楽しさや驚き、感動を体感できる催しが多数行われます。
教育研究の一端に触れていただくことで産学官の連携を強めるとともに、大学の研究成果を地域の知的財産として積極的に活用していただくことで地域の発展に貢献することを目的に、本学の研究室を地域の方々に公開しています。あわせて、地域の皆様のニーズを把握し、その課題解決も目指します。
中学・高校の理科教員を対象に「理科教員のためのリカレントセミナー」を開催しています。理科の授業を面白く、魅力的にするポイントについて、先生方と話し合います。本学が培ってきた「高大連携事業」のノウハウや知見を踏まえ、単なる講義だけでなく複数の実験や実習プログラムを体験して、現場の授業に役立ててもらっています。