山陽小野田市立山口東京理科大学では、学士課程を単に専門知識と技術を習得するだけでなく、豊かな人間性を育む人格形成のための期間として重視しています。学部・学科の枠を越えて学ぶ「人間形成教育」は、自然科学に対する教養と他者の立場からも物事を考えることができる素養を持ち、幅広い視野から物事を捉えることができる豊かな人間性を育みます。
共通教育センターでは学部を問わず学生全体の教育を担当しています。
具体的には、数学、物理、化学、コンピューターなどの理系基礎科目、哲学や心理学などの人文科学系科目、グローバルな時代に欠かすことのできない英語を中心とした外国語系科目、健康と体育系科目、地域連携に関わる科目、教員養成課程科目などを提供しています。最近話題になっているSTEAM教育(サイエンス、テクノロジー、エンジニアリング、アーツ、数学)など大学教育の核となる学びの導入部分を担っています。大学に入って最初に受講する科目を担当することで、専門教育への誘いも受け持っているのです。
目まぐるしく変化している世界の中で、複合的で広い視野を持ち、総合的判断力を身につけられるよう、皆さんの大学での最初の学びを応援します。
共通教育センター長堤 千佳子TSUTSUMI, Chikako
人間形成教育の授業科目は、経済感覚、国際感覚、社会認識、倫理や責任感、自然科学に対する教養を育み、物事に対する自分の考えや視点を持ち、口頭・文章で表現する能力や社会の諸問題に関する知識を修得する「人間科学」と、国際的に通用する英語力の基礎を身に付け、国際性豊かな人材を育成する「英語」で構成しています。
★は必修科目です。
人文科学科目
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健康科学科目
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*1 機械工学科、電気工学科、応用化学科は必修、数理情報科学科は選択
*2 外国人留学生対象科目
★は必修科目です。
人間科学科目
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外国語科目
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ものの見方や考え方との関わりにおいて、日本語のさまざまな特徴を省みながら、日本語への理解を深め表現力を豊かにします。言語感覚と客観的表現、ことばと音声、 語彙と用字、 文脈と理解、主題・構想・叙述、文・段落・文章、表現の工夫方法について学び、言語表現技術を高めます。
科学技術の発展に伴い、私たちの生活は便利で快適なものになりましたが、一方ではその代償として、化学物質などによる環境汚染といった、生物にとって大きな負の問題を突きつけられています。次世代を担う若い人たち自ら「いかに地球環境を守るか」を考える機会を設けます。
あらゆる分野の一線や地域で活躍する講師の話を聞き、「人間・社会・科学を幅広く俯瞰できる能力」を養い「学術と地域文化の理解」を深めます。
夏休みや春休みを利用し、アメリカ、カナダ、オーストラリア、マレーシア等に留学する留学制度があります。参加者はネイティブスピーカーによる英語の授業、現地の大学生との交流、大学学生寮滞在やホームスティ、ELS主催のアクティビティを通じて英語能力の向上を図り、国際感覚を養います。
山陽小野田市立山口東京理科大学修学支援事業基金により、学部又は大学院に在籍する学生のうち、経済的理由により修学が困難であり、かつ、学業成績が良好であると認められる学生を対象に、海外留学における経済的支援を行うものです。
給付額:年間10万円(上限)