国際的に通用する技術者を養成するため、山陽小野田市立山口東京理科大学の工学部では、技術者教育プログラムが国際的水準を満たしているかどうかを審査する日本技術者教育認定機構「JABEE」(ジャビー)の審査を受審し、機械工学科、電気工学科、応用化学科が認定を受けています。 「JABEE認定教育プログラム」を修了すると、国家試験である技術士資格第一次試験が免除され、「技術士補」と「修習技術者」の資格が与えられます。
JABEE(日本技術者教育認定機構)とは、大学などの高等教育機関の教育プログラムが国際的な水準を満たしているかどうかを審査する機関です。技術者教育の国際的な質的同等性を認め合う取り決めとしてワシントン協定があります。 JABEEはワシントン協定に加盟している国内唯一の機関で、JABEE認定コースを修了した学生は、技術者の卵として国際的な水準をクリアしていることが保証されます。つまり、JABEEコース修了証書は一流の技術者へのパスポートとも言えるものです。科学技術分野におけるグローバル化の波を乗り切るためにも、必須の国際資格と言えます。
技術士は、医師や弁護士などと同じ国家資格です。米国にもPE(プロフェッショナルエンジニア)という同様の資格があります。技術士という資格を持っていると、専門技術だけでなく、経営や環境にも十分配慮できる知識を有し、トータルにモノづくりをコーディネートできる力があることが保証されます。JABEE認定コースを修了すると、技術士の国家第一次試験が免除され、卒業と同時に修習技術者となります。また、届出により「技術士補」の国家資格が与えられます。
山陽小野田市立山口東京理科大学では、2002年、基礎工学部物質・環境工学科(現・工学部応用化学科)の応用化学コースが、全国の大学で初めて化学および化学関連分野においてJABEEの認定を受けました。2005年には基礎工学部電子・情報工学科(現・工学部電気工学科)の電子・制御工学プログラムが、西日本の私立大学で初めてとなる電気・電子・情報通信分野にてJABEEの認定を受け、現在は、工学部機械工学科の「機械システムコース」、工学部電気工学科の「電気電子工学コース」、工学部応用化学科の「応用化学コース」が、JABEE認定の教育プログラムとなっています。
工学部機械工学科の「機械システムコース」は、機械及び機械関連分野における科学技術者を育成するためのJABEE認定教育プログラムです。機械システムコースの選択は、2年次終了時までにコース履修の登録を行います。コースの修了には、デザイン工学などのJABEE選択必須科目の単位修得とともに、インターンシップ参加あるいはTOEIC、工業英検等の受験が必要です。
工学部電気工学科の「電気電子工学コース」は、電気・電子及び関連の工学分野における科学技術者を育成するためのJABEE認定教育プログラムです。電気電子工学コースの選択は、2年次終了時までにコース履修の登録を行います。コースの修了には、デザイン工学などのJABEE選択必須科目の単位修得とともに、インターンシップ参加あるいはTOEIC、工業英検等の受験が必要です。
※編入学希望の方はこちらをご確認ください。
工学部応用化学科の「応用化学コース」は、化学及び化学関連分野における科学技術者を育成するためのJABEE認定教育プログラムです。応用化学コースの選択は、3年次前期にコース履修の登録を行います。コースの修了には、技術者倫理や化学工学などのJABEE選択必須科目の単位修得とともに、インターンシップ参加あるいはTOEIC、工業英検等の受験が必要です。
※編入学希望の方はこちらをご確認ください。
技術士とは国家試験(技術士第二次試験)に合格し、登録した人だけに与えられる称号です。国が「その人が科学技術に関する高度な応用能力を備えていること」を認定するもので、技術士は技術系最高峰の資格と言われています。JABEE認定コースを修了すると、技術士第一試験が免除され、技術士挑戦へのスタートラインに立つことができます。平坦な道のりではありませんが、一流のエンジニアを目指してチャレンジするというのはいかがでしょうか。