「キャリア基礎」は、学修に向けた学生の意欲を高め、継続させるため、1年次前期に開講し、大学での「学ぶ力」を育成します。大学での授業形態は、講義・実験・実習・演習に分類され、それぞれに特徴があります。科目ごとの学修教育目標を達成するために有効な授業形態のあり方や取り組み方が理解できるよう注力しています。さらに、すべての学修に必要なシラバスの活用法、学修計画の立て方、授業アンケートによる要望の発信、図書館の有効な活用法についても具体的に解説していきます。
産業界が求める人材像を基軸に、「社会人基礎力」、「人間力」、「ジェネリックスキル」を養成し、エンプロイアビリティを伸ばしていきます。また、充実した大学生活の実現に向け、より成長するために、キャリアプラン、ジョブプラン、ライフプランの3点から、現況を把握し、問題意識を高め、主体的に取り組める導線づくりを行います。授業は、テキスト・ワーク・ビジネス記事を活用しながら、社会・経済・労働・人材などの切り口から、多面的にキャリアを見据えていきます。
キャリアを自ら拓くため、主体的な行動を促すために、実践的な内容で自分の将来を見つめるのが「キャリア開発Ⅱ」です。進路選択を控え、多くの可能性を見つけ出せるよう、材料探しに注力しています。また、仕事で活かせる強み発見として、シュミレーションゲームやコミュニケーションゲームを使用し、社会人基礎力を醸成します。「自分に与えられた課題とは?」、「企業が期待している要素とは?」、「研究を通して身につけるべきことは?」など、毎回の投げかけの中から、自分の強みを見出していきます。
3年次からは「職業教育」を行い、自分の可能性と将来の進路を明確にするための実践的な訓練を重ねます。講義は、就職に対する心がけなど基本的姿勢からスタート。社会人の先輩や企業の担当者から話を聞いたり、職種・仕事研究やマナー・面接など実践的な講義も行います。「職業教育」は授業として開講しているため、参加した学生には単位が付与されます。近年、このような就職支援講座へ参加する学生は増加傾向にあり、就職に対する意識が向上しています。
キャリア支援センターにはキャリアコンサルタント・ジョブサポーターがいます。就職のことだけでなく、将来や仕事のことを一緒に考えます。保護者の皆様の就職活動に関する疑問・ご質問にも対応しています。
学内で、合同の企業研究セミナーや個別の企業説明会などを行っています。企業とのマッチングを図る上で重要なイベントになっています。一度に複数の企業と接触できるほか、本学の学生に対する採用意欲の高い企業が集まり、実際の就職に結びついています。
インターンシップに向けて、担当機関にマッチングを依頼し、最終的な受け入れ企業が決まります。また、事前にコミュニケーション研修やマナー研修などを行い、終了後は報告会も実施します。
就職活動は、学生の主体的行動が重要です。キャリア支援センターではエントリーシート・面接をはじめとした対策・支援を通し、学生の就職活動開始から内定までしっかりと丁寧にサポート致します。
自分の思い・考えを文章で伝えるのは難しいことです。何度も書き、添削してもらい書き直すという繰り返しの練習が重要です。そのためにはマンツーマンの指導が効果的で、担当者が一人ひとり丁寧にアドバイスします。
人前で自分のことをしっかり話すことができ、相手に意図が伝わっているのかを確認することができます。それにより、自分の話し方の改善点を見つけることができます。キャリア支援センターのキャリアコンサルタントが人事担当者になり、模擬面接を実施しますので、何度でも活用できます。
一般常識、SPI、教養科目対策を行うことで、民間企業就職と公務員受験の両方に対応できる勉強方法を身につけます。