投稿日：2017/10/11 レポート
平成29年10月7日（土）、本学地域連携センター主催の「理科教員のためのリカレント・セミナー」を開催し、県内をはじめ福岡、佐賀、愛媛などから中学校・高等学校の教員12名が参加しました。このセミナーは、理科教員を対象に毎年度開講しているもので、本年度は生物学をテーマに講義と実験実習を行いました。
午前中は共通教育センターの吉見陽児講師が講師を務め、「第三の生体高分子 糖鎖の生物学」と題して講義を行いました。糖鎖の構造や細胞表面での働きなど、未知の部分が多い糖鎖の役割について最新の知見を踏まえて解説しました。
午後からは工学部応用化学科の岩館寛大准教授が講師を務め、「Polymerase chain reaction (PCR) によるAlu配列の増幅」の実験実習を行いました。参加者全員が頬の粘膜細胞からＤＮＡを抽出し、ゲノム個人差の検出を行いました。また、特定のＤＮＡ配列を増幅するＰＣＲの仕組みやアガロースゲル電気泳動の原理についても解説を行いました。
参加した教員からは「実際に体験したことが無かったのでとても勉強になった」、「うまく検出されなかった原因は何か」など感想や相談が寄せられ、充実したセミナーとなりました。
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