田島 弥生
氏名 |
田島 弥生 |
ふりがな |
たじま やよい (Yayoi Tajima) |
職名 |
准教授 (Associate Professor) |
学位 |
博士(学術) |
専門分野 |
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略歴 |
- Sheffield University(英国)言語学/英語学研究科 修士課程修了
- 慶應義塾大学大学院政策メディア研究科 後期博士課程単位取得退学
- 慶應義塾大学大学院政策メディア研究科 助教(研究奨励Ⅱ)
- 学校法人河合塾 講師
- 日本短波放送ラジオ講座 講師
- 杏林大学医学部 非常勤講師
- 神奈川大学外国語学部 非常勤講師
- 岐阜大学医学部看護学科 准教授
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研究者データベース |
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研究シーズ |
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SDGsの取組み |
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主な研究課題
談話レベルの情報構造とポライトネス
情報構造の言語差に関心を持っています。例えば、日本語には周辺情報から言語化されるという特徴がありますが、一方英語には中心情報から言語化されるという言語習慣があります。言語特有の情報構造は、文法規則のように強い言語的制約を持つものではありませんが、母語話者間に緩やかに共有されている語用論的規則の一つと言えます。異文化間コミュニケーションにおいて、情報構造の違いによる発話スタイルの違いは、言語特有のポライトネス、すなわち人間関係構築に貢献する発話スタイルの違いを生みます。そのため、たとえ日本語の語彙や統語規則を十分に理解していたとしても、日本語特有の情報構造に不慣れなために、円滑なコミュニケーションの達成が阻害されることがあります。情報構造の言語差による発話スタイル、およびポライトネスの違いについて、様々な場面を設定して実験的に検証しています。
主な著書・論文
- L1・L2における英語関係節の習得プロセス-CHILDESコーパスを用いた分析-: 田島弥生,『山陽小野田市立山口東京理科大学紀要』第7号 (2024).
- ⽇本語談話の情報構造と周辺認知の関係-記憶実験と眼球運動測定による⾔語相対説の検証: ⽥島弥⽣, 『⾔語・コミュニケーション研究の地平 第1巻: ⾃⼰と対峙する』ひつじ書房 (2022刊行予定).
- 南フロリダ大学との体験型岐阜大学研修における大規模学生間交流: 田島弥生, 他, 『岐阜大学教育推進学生支援機構年報』第5号, pp.134-140 (2019).
- Linguistic versus cultural relativity: On Japanese-Chinese differences in picture description and recall: Yayoi Tajima, Nigel Duffield, Cognitive Linguistics, 23, 4, pp.675-709 (2012).
- 日本語、韓国語、中国語の依頼談話における前置き表現の分析: 田島弥生, 石崎俊, Studies in Language Sciences, 11, pp.148-176 (2012).
- Linguistic influence on attentional patterns: An approach from grammatical parameter of SVO/SOV word order in Japanese, English, and Chinese languages: Yayoi Tajima, Nigel Duffield, 『日本認知言語学会論文集』第10巻, pp.587-593 (2010).
主な国際・国内活動
お問合せ:
〒756-0884 山口県山陽小野田市大学通1-1-1
TEL0836-88-3500