本専攻は数物学を基礎とし、最先端技術へと繋がる情報科学を工学・薬学・医学と連携・融合させることで
「デジタル技術×連携分野」という掛け算のアプローチを採用しています。
この考え方により、様々なデータを活用し、新たな産業創出や社会課題解決に貢献する
デジタル社会をリードする人材を育成することを目的としています。
専攻分野における高度な専門知識と、物事の本質を捉え、自由かつ独創的な発想で情報科学的ニーズに基づく課題を解決する能力を有するとともに、横断的に物事を俯瞰できる能力を養成します。
地域や行政に協力して、情報技術を活用して地域の社会課題の解決を支援する課題解決型教育を行い、地域課題解決のためにデータサイエンスを活用できる人材を養成します。
社会人の多様なニーズに対応する教育プログラムを編成し、業務の繁閑にあわせて柔軟な受講が可能となるよう高度なメディアを活用し、多忙な社会人の時間的・空間的な障壁を低下させる教育を展開します。
修士課程の研究教育を修め、技術者・研究者に必要とされる次の能力と資質を身につけ、かつ所定の単位を修得した学生に学位(修士(工学))を授与する。
Doctor of Philosophy in Engineering
ソフトウェア科学、計算理論、数理政治学
数理システム科学
博士(学術)
計算機科学、ソフトウェア工学
情報システム科学
博士(工学)
分子シミュレーション、バイオインフォマティックス
知能・認知科学
Doctor of Philosophy in Science
バイオデータサイエンス
生命・医療システム科学
博士(学術)
プログラミングとプログラミング言語
知能・認知科学
博士(理学)
生命情報学、バイオインフォマティクス
生命・医療システム科学
博士(理学)
確率過程、機械学習
情報システム科学
Doctor of Philosophy in Physics
力学系、微分方程式、量子開放系
数理システム科学
博士(理学)
統計科学
情報システム科学
製造業が抱える品質検査の自動化に関する課題を解決するために、画像処理やAI関連技術の初心者であっても高性能な不良品検出用AIを構築できるようにCNN,SVM,CAE(畳み込みオートエンコーダ)などの設計、訓練及び評価を効率的に支援できるソフトウェアの開発を行いながら関連企業への普及を図っています。
超伝導の最大の特長は電気抵抗がゼロになることであり、低損失のため省エネルギーに貢献できます。動作温度が比較的高くて大電流・高磁界の特長も併せもつ高温超伝導体と、将来の水素社会での活用が期待される常圧で高密度な極低温の液体水素を融合した、液体水素冷却高温超伝導機器の研究開発に取り組んでいます。
シクロデキストリン(CyD)は、環構造の内側に化合物を取り込んで複合体を形成する機能を持っています。この機能を応用し、食品、医薬品および化粧品などの分野での利用が急速に行われています。本研究室ではCyDを用い、コロイドの創製と活性酸素消去剤や水耕栽培への展開を行っています。
院生が教員の補助役として学部生の実験・実習・演習などの指導にあたる制度です。
ティーチング・アシスタント(TA)に支払われる給与は奨学金的な意味があると同時に、将来有能な教育者・研究者を育成することも目的としています。
博士後期課程在籍者を研究補助者リサーチ・アシスタント(RA)として採用し、本学の研究プロジェクト等に参加してもらう制度です。RAに支払われる給与は奨学金的な意味があると同時に、若手研究者としての研究遂行能力の育成を図ります。
修士課程の特定科目の履修を希望する場合、本学の教育・研究に支障のない限り、選考の上、科目等履修生を受け入れています。また、専門事項について研究しようとする者は、本学大学院に支障がないと認められた場合に限り、研究生として入学を許可されることがあります。
修士課程に在籍する学生のうち、学業において特に優秀な成績を修めた者に対し、学業を奨励することを目的に奨学金(年間10万円)を給付する制度です。
区分 | 種別 | 返済利息の有無 | 種別 |
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修士課程 | 第一種 | なし | 50,000円又は88,000円 |
第二種 | あり | 50,000円、80,000円、100,000円、130,000円、150,000円から選択 |
※詳細は日本学生支援機構のホームページをご確認ください。
入学金 | 282,000円 |
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前期授業料 | 267,900円 |
後期授業料 | 267,900円 |
初年度合計 | 817,800円 |
それぞれの能力と経験を生かして活躍できる社会の実現には、企業と大学の連携やリカレント教育等において人への惜しみない投資により、一人ひとりのスキルを不断にアップデートすることが重要であると考えます。
本大学院では、民間企業等から社会人学生を受け入れます。
社会人学生と現役大学院生との学問・研究活動を通した交流により、異なる視点や立場からの相乗効果や協働・協創による社会課題への新たなアプローチが生まれると考えています。