山陽小野田市立山口東京理科大学 地域連携センターのホームページをご覧いただき、ありがとうございます。本学の地域連携センターは、「地域とともに歩む大学」を理念とし、地域の皆さまと連携しながら、教育・研究の成果を社会へ還元し、地域の活性化に貢献することを目的としています。
当センターでは、大学開放デーや出前授業、市民講座などを通じて、子どもから大人まで幅広い世代の方々に「学びの場」を提供しています。また、地域課題解決研究事業や産学連携マッチングイベントを通じて、行政・企業・市民の皆さまと協力しながら、地域社会が抱える課題の解決に取り組んでいます。
とくに、「ほんものの科学体験講座」や「夏休みジュニア科学教室」では、次世代を担う子どもたちに科学の面白さを伝え、未来の研究者や技術者を育成することを目指しています。さらに、「地域課題卒業研究事業」では、学生たちが地域の課題を自らの研究テーマとして取り組み、地域社会に貢献する機会を創出しています。
今後も、山口県や山陽小野田市との連携を深めながら、地域の皆さまとともに成長し、より良い社会の実現に向けて取り組んでまいります。本学の地域連携活動にぜひご関心をお寄せいただき、ご参加いただければ幸いです。
皆さまとともに、学び合い支え合いながら、地域の未来を築いていきましょう。
地域連携センター長
嶋本 顕
本学の研究活動の振興を図るとともに、地(知)の拠点として、地域産業の振興や地課題の解決に貢献することを目的とする事業です。市民及び市内の地方公共団体、公的機関、公共的団体、企業等が抱える地域課題を解決し、その研究成果を地域に還元します。本学教員等が、解決すべき地域課題として取り組む研究と市内の地方公共団体、公的機関、公共的団体から提案された地域課題に、本学教員等が取り組む研究があります。令和6年度は、5件(教5件)の応募があり、3件が採択され地域課題に取組みました。
学部の卒業研究において地域に関連する研究テーマ(1)地域活性化(山陽小野田市及び山口県)に繋がる研究テーマ(2)地方創生(山陽小野田市及び山口県)に繋がる研究テーマに取り組んでいる卒業研究指導教員に対し、「地域卒業研究費」として実験実習費の加算配分を行い山陽小野田市や山口県等特定の地域に着目した研究テーマに支援を行っています。令和6年度は申請のあった17件全ての研究テーマが採択されました。
研究成果発表会の様子
国内最大級の産学連携マッチングイベント「大学見本市~イノベーション・ジャパン」に技術シーズを出展しています。「大学見本市~イノベーション・ジャパン」は、全国の大学等機関から創出された研究成果の社会還元・技術移転を促進すること、及び、実用化に向けた産学連携等のマッチング支援を実施することを目的とした日本最大級の産学連携催事となり、本学教員の研究成果に関する動画解説や説明資料を掲載しています。大学の研究成果を発信し、多くの企業の発展に貢献できるよう産学連携を推進して参ります。
大学見本市2024~イノベーション・ジャパンの様子
大学教育の現場や科学技術等に触れられる機会を提供し、地域の方に大学を身近に感じてもらうことを目的に「大学開放デー」を開催しています。令和5年度は、各会場において、市民フォーラム・科学作品展示・科学実験体験(高校・企業・大学)や親子ドローン教室・ボッチャ・タングラムなど様々なイベントが行われ、科学作品展示では、山陽小野田市からの表彰に加え、本学から理事長賞・学長賞の授与もありました。当日は、山陽小野田市内外から約800名の方にご来場いただき、大変盛況なうちに終了しました。
山口県には、製薬企業の製造所が集積しており、医薬品生産金額は全国上位に位置しています。
「安心で希望と活力に満ちた山口県」の実現を目指し、医薬品産業力の更なる強化に向け、産学公(山口県製薬工業協会、山陽小野田市立山口東京理科大学、山口県)が連携し、医薬品製造等に関する人材の育成や確保「山口県GMPカレッジ」に取り組んでいます。本事業は、山口県、山口県製薬工業協会及び本学の産学公連携による医薬品製造所の人材確保等の支援及びGMP人材育成プログラムの作成・実施を目的とした本学薬学部、工学部の学生等向けの事業です。令和6年度は各企業を招いての講演会や、企業見学、工場実習等、ワークショップを 6 回開催しました。
薬品における製造・品質管理等、教室講義の様子
工場実習の様子
研究成果を企業の皆様に積極的に活用していただくために、本学では、企業での就業経験がある産学連携コーディネーターを独自に採用しています。本学に来訪いただくことが難しい場合には、出張訪問もいたしますので、お気軽にご相談ください。
研究シーズは、本学の研究成果について図表等を用いて分かりやすく解説したものです。産学官連携を推進するために、随時、HP等を更新してまいります。
本学の研究技術を知っていただく機会の一つとして、小野田商工会議所、山陽商工会議所の会報に、毎月本学の研究技術を紹介する記事を連載しています。
本学の地域連携センターでは、様々な形で本学教員の研究技術を発信していき、地域の発展に貢献してまいります。