職名 | 教授(Professor) | |
学位 | 芸術学修士 | |
専門分野 |
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略歴 |
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SDGsの取組み |
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日本版画協会展にて会員として、毎年版画(リトグラフ)を出品している。リトグラフとは水と油の反発作用を利用した印刷技術である。他の版画のように彫らないため「平版」と呼ばれ、近代の西洋美術において「石版画」として芸術家により盛んに用いられた。現代版画は昔のように分業せず、描画・製版・刷版を一人で行うことが多く、芸術性を重んじ、一般印刷物としての量産型版画とは隔すため「創作版画」と呼称されている。それはリトグラフに限らず、日本では「版画家」として独自の技法を開発し、世界的に評価が高い。取り組みとして、ここ数年間は連作を発表している。前作とストーリーとして繋がっており、物語性のある「巻物」のイメージで制作をしている。技法的には古典的石版石ではなく金属板(アルミ版)を使用。リトグラフは、他の木版画や銅版画等の版種に比べて凹凸がなく物質感に乏しい。そこで最近はプライウッドグラフ(木版リトグラフ)と併用して、木目を生かした画面を取り込んでいる。また、アクリル絵の具による部分手彩色を施して、複数刷版が可能ではあるが、1点物の手作り感を重要視している。