投稿日:2018/08/06 レポート
7月9日(月)、本学大学院工学研究科工学専攻において第254回 コロキウムを開催し、American Ceramic Societyの前会長でおられましたNASAのDr. Mrityunjay Singh氏が、「革新的エコシステム、環境に優しい持続可能な材料開発」をテーマに特別講演を行いました。
コロキウムとは、特定のテーマについて、発表者と参会者が質疑応答を行う形式の討論研究会のことで、本学の大学院では活発に行われています。
Dr. M Singh氏は、スペースシャトルの耐熱部材の開発責任者でもあり、多くの材料開発並びに評価技術の開発を行われ、これまでに世界中から50以上の賞を受賞されておられます。
Dr. M Singh氏からは、NASA Glenn Research Centerでの耐環境性部材開発の経験をもとに、環境適応性の向上や世界の環境問題とセラミックス開発の関連性などに触れ、これからの材料開発の重要性について広範な説明がありました。
当日は、大学院生のほか、工学部、薬学部も含め250名以上の参加者があり、教員や学生から、今後の注目点に関する質問と活発な意見交換が行われ、大変有意義な討論研究会となりました。