投稿日:2018/06/06 レポート
6月1日(金)、山陽小野田市の管理職員と山陽小野田市立山口東京理科大学の教職員を対象にした合同研修を開催し、シビックプライド研究会代表で東京理科大学理工学部建築学科の教授である伊藤香織氏から、「シビックプライド醸成の手掛かり」をテーマに講演していただきました。
「市民(として)の誇り」を意味するシビックプライド(civic pride)は、「このまちをより良い場所にするために自分自身がかかわっているという当事者意識に基づく誇り・自負心」を表し、郷土愛がその源泉となっています。
山陽小野田市では、本年4月からスタートした第2次総合計画において掲げる「活力と笑顔あふれるまち」を実現するには、シビックプライドの醸成が不可欠と捉え、まずは市の管理職員と本学教職員が考え方への理解を共に深めようと今回の研修を開催しました。
はじめに、山陽小野田市長の藤田剛二氏から挨拶があったのち、伊藤先生から、ヨーロッパを例に都市の規範と言われるまでになったシビックプライドの背景と多面性、日本の都市・市民のシビックプライドの構成について紹介されました。
また、都市環境がどのように市民としての誇りを高め、シビックプライドが醸成されていくのかについて、「まちを言祝ぐ」「まちを使う」「まちの文化を体現する」「まちに参加する」「まちに関与する」「まちで自己実現する」という視点から具体的に説明されました。
講演後は市職員と大学教職員から活発な質疑が行われ、本学の池北雅彦理事長から、お礼の挨拶がありました。