投稿日:2019/04/24 お知らせ
本学薬学部に4月に着任された木村英雄教授が、この度科学雑誌ARS(Antioxidants & Redox Signaling)にレドックス(酸化還元反応)のパイオニアとして業績が紹介され、また、表紙に顔写真が掲載されました。
硫化水素 (H2S)は卵の腐敗臭で知られている毒ガスですが、一方では、最近、シグナル分子として注目されるようになりました。木村教授らは硫化水素の神経伝達調節機能などを明らかにし、さらに新たなシグナル分子ポリサルファイド(H2Sn)を発見しました。両分子の多様な生理機能が明らかになりつつあります。木村教授らの論文は被引用数が多く、クラリベート・アナリティクス社(旧トムソン・ロイター社)から2016年に第4回リサーチフロントアワード、2017年、2018年にHighly Cited Researcherの表彰を受けています。
ARS(Antioxidants & Redox Signaling)Vol 30, Number14, 2019
DOI:10. 1089/ars.2018.7618