投稿日:2021/11/10 研究・プレスリリース
本学共通教育センター教員(教職課程担当)小杉進二講師の研究論文「人事異動が教師の成長・発達に及ぼす影響―組織内における役割と立ち位置の変化に着目して―」が、日本学校教育学会編「学校教育研究」第36巻(2021年9月刊)に掲載されました。
本研究のオリジナリティは、人事異動が教師に及ぼす影響の功罪について、異動前後における「教師個人と学校組織の関係性」の変化に着目した分析が試みられている点です。特に人事異動の結果、組織内における自身の役割や立ち位置が以前より脆弱なものになることによって引き起こされる、「メンタルヘルス上のリスク」や「キャリア形成の中断」に関する問題点が指摘されています。