投稿日：2024/11/12 レポート
令和６年11月10日（日）、本学においてJA尾道総合病院 副院長・内視鏡センター長 花田敬士先生を講師として、お招きし『もっと知って欲しい膵がんのこと』をテーマに特別講演会を開催しました。このたびは、山口県のがん検診受診率が全国平均を下回っているとのことから、地域住民、医療従事者及び市役所職員等へのがん検診受診率向上に向けた一助として、開催したものです。当日は、医師、薬剤師、行政関係者、大学教職員、大学生など市内外から約40名が聴講されました。
花田敬士先生による講演『もっと知って欲しい膵がんのこと』では、2023年日本における真の癌死内訳では1位肺、2位大腸、胃を抜いて膵臓が３位となったこと。膵がんの主な症状や多くの患者さんが胃の不調と思い受診されること。胃カメラや胃X線では異常が見つからないことなどお話しいただきました。
最後に、膵がんの早期診断は医師任せではなく、自らが危険因子を知り、エコー検査等を受診することが膵がんの早期診断に有効であるとの御指導がありました。聴講された方々がご家族や友人にも共有することで、膵がんの早期発見につなげられれば幸いです。
検診を受診しないことのリスクや、危険因子を知りエコー検査等を受診することが、膵がんの早期診断による生存率向上に繋がることを学べ、改めてがん検診の大切さに気付かされる大変貴重な機会となりました。
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