投稿日:2025/04/16 レポート
本学薬学部薬学科の梶本莉世さんと田苗悠華里さんが、3月10日から14日にかけてオーストリア・ウィーンの国連国際センターにて開催された「第68会期国連麻薬委員会」、公益財団法人麻薬覚せい剤乱用防止センター(DAPC)とウガンダのNGO組織共催のシンポジウムにおいて英語によるスピーチを行いました。このスピーチは、DAPCが進める薬物乱用を未然に防止するための国際的なプラットホーム設立に向けた活動の一環として実施されたものです。
学生2名は、シンポジウムに参加した国連機関や各国NGO団体関係者を前に、薬物乱用防止活動に携わる日本の薬学生として、薬物問題の解決には「薬物乱用の未然防止」が最も重要であるという日本の立場を訴えるという大役を果たしました。
また、国連支援募金の贈呈式への参加、国連薬物・犯罪事務所ワーリー事務局長ほか国連幹部職員との懇談、日本政府のサイドイベント「平和の鐘寄贈30周年記念式典」(1995年、DAPCと日本相撲協会が寄贈)への参加、国連の邦人職員との交流、国連薬物研究所の見学など、多岐にわたる貴重な機会を精力的に活かしました。
本学学生のこのような国際舞台での活躍は、本学薬学部が掲げる「薬学領域のみならず、地域社会・国際社会における問題解決に向け、よりよい方法を探究し、その成果を発信できる人材の育成」という教育目標に基づくものです。
今後も本学は、山陽小野田から世界へ羽ばたく薬剤師の育成を目指し、国内外で挑戦する学生たちを積極的に支援してまいります。