投稿日:2025/06/10 レポート
本学学生が、一般財団法人ササクラ環境科学財団「環境科学に関する研究助成事業」に採択されました。本事業では、向学心に富む、将来を担う若者への科学技術向上のための支援が実施されております。
研究テーマ | ロータス型波状フィン内で発現する自己形成流による新しい空冷技術の開発 |
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申請者 | 久保田 凌平(山口東京理科大学大学院 工学研究科 工学専攻) |
共同研究者 | 結城 和久教授(本学 工学部 機械工学科) 結城 光平助教(本学 工学部 機械工学科) |
本研究は、レンコンのような特殊な多孔質金属の波状フィンにより発生する自発的流動現象「呼吸効果」を利用し、性能向上が限界とされている空冷のポテンシャルを最大限引き出し、電子機器のみならず鉄道車両の電動機や空調システムの熱交換器など、既存熱システムの省エネ化を促進させることを目指しています。
しかし、呼吸効果の発生条件や冷却性能にどの程度影響を与えているかについては明らかになっていません。そこで本研究では、➊呼吸効果の発生条件とメカニズムの解明、❷従来よりも2倍以上の空冷性能向上、の2つを目的としています。