投稿日:2025/12/22 レポート
出合小学校の5年生が「低温の世界」を体験
山陽小野田市立出合小学校の5年生23名が、12月18日(木)に本学を訪れ、工学部医薬工学科の浅野 比准教授を講師による、「低温の世界」をテーマにした実験講座を受講しました。
この講座は、山陽小野田市教育委員会と連携して実施している「ほんものの科学体験講座」の一環です。市内の小・中学生を対象に、科学やものづくりの楽しさを体験し、学びへの興味を深めることを目的としています。
~ テーマ:「低温の世界」 ~
講座では、液体窒素を使った4つの実験を体験しました。
- 紙と葉っぱを入れる
折り紙と葉っぱを液体窒素に入れ、軍手を着けた手で握り潰した。
・葉っぱは粉々になったが、折り紙はほとんど変化なし。
理由:葉っぱは水分を含むため凍って壊れやすいが、紙は水分が少ないため変化しにくい。
- 風船を入れる
膨らませた風船を液体窒素に入れると小さくなり、液体窒素から出して温まると膨らんだ。また、小さくなった風船を切ると白い粉が出現。
理由:温めると風船は再び膨らむ。(ドライアイスが気体になったもの。)
白い粉はドライアイス(風船は二酸化炭素で膨らませていたので二酸化炭素が固体化したもの)。
- マシュマロを入れる
串に刺したマシュマロを液体窒素に入れて試食。
・硬くなり、甘味が少なくなることを体験。
- 炭酸飲料を入れる
ペットボトルのコーラを液体窒素に入れた後、味を確認。
・炭酸が抜けて変化することを体験した。
~ 児童たちの様子 ~
初めは緊張していた児童も、すぐに実験の面白さに引き込まれ、積極的に取り組んでいました。
最後に浅野准教授から出された問題にも活発に回答。引率教諭からは「大学施設での体験は大変刺激になった」との声もありました。
今回の体験が、将来科学の道を志すきっかけになれば幸いです。
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