投稿日:2020/02/04 お知らせ
公立大学法人山陽小野田市立山口東京理科大学と船木鉄道株式会社は、公共交通フリーパスに関する協定を締結し、令和2年2月4日(火)に協定締結式を本学で執り行いました。本協定により、令和2年4月から、本学に通う学生は学生証を提示することで、船木鉄道株式会社(船鉄バス)が運行する路線バスの全路線(※)を無料で利用できるようになります。他大学において、地元バス路線の一部がフリーパスとなっている例はありますが、全路線がフリーパスとなるのは、全国でも初めてのケースです。
協定締結式では、本学の池北雅彦理事長と船木鉄道株式会社の田中敬一代表取締役社長が協定書に署名を行い、固い握手が交わされました。
初めに、池北理事長が「薬学部が完成年度を迎えると学生数が1500人を超え、今以上に多くの学生が山陽小野田市内に居住することとなる。通学だけでなく課外実習や研究活動においての活用を期待する。また、学生には市内や県内の各地をバスで訪れ、地域への理解を深め、視野を広げてもらいたい。」と挨拶をし、続いて田中社長が「学生証だけでバスが乗り放題となる、夢のようなフリーパスだ。地域の活性化につながれば成功と考える。若者が集まり、定住するまちづくりのお手伝いができればと思う。」と挨拶をされました。
また、立会人として臨席された山陽小野田市の藤田剛二市長から、「市内で学生を見かけることが少ないという声があったが、フリーパスの活用により、学生が街に出掛け、学生の元気が市の活性化につながることを期待する。」との祝辞をいただきました。
その後、工学部、薬学部それぞれの学生代表からの挨拶があり、「これまでは課外活動やボランティア等で遠方のものに参加できず悔しい思いをしてきたが、今後はバスを活用して参加しやすくなる。日々の活動を充実させ、様々な場所を訪問し、市の魅力を再発見したい。」と思いを述べました。
最後に、本学の森田廣学長が「学生の地域での活動の利便性が上がり、嬉しく思う。交通機関は路線沿線の文化を運ぶ担い手としての側面もある。本学と船木鉄道が協力して、新たな文化を発展させていきたい。」と挨拶し、式を締めくくりました。
協定書を披露し、固い握手を交わす田中敬一社長、藤田剛二市長、池北雅彦理事長(左から)
船鉄バスの前で協定書をかざす関係者
※定額運行としているコミュニティ路線は除きます。