投稿日:2023/03/27 研究・プレスリリース
本学工学部機械工学科 吉田 和司 教授が、日本機械学会 情報・知能・精密機器部門(IIP部門)の「優秀研究講演賞」を受賞しました。
受賞年月日 | 令和5年3月6日 |
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賞の名称 | 優秀研究講演賞(IIP部門賞)※ (Information, Intelligence and Precision Equipment Division Award for Outstanding Presentation) |
受賞者 | 吉田 和司 |
受賞題目 | Lateral motion of a flat belt in the open end belt system with in plane misalignment(MIPE2022で講演) |
受賞理由 | ベルトをはじめとする帯状の媒体はローラに掛けられて搬送されるが、互いに隣接するローラの軸が互いに平行でなく傾いている場合には媒体の幅方向にずれてしまう。このずれは、これまでローラの軸間距離が短い方向にずれると考えられていたが、搬送される帯状の媒体には下流側のローラ軸に直角に搬送されるような運動メカニズムが存在し、その結果、ずれの方向は上流側と下流側のローラ部分での搬送される媒体の相対位置によって決まることを明らかにした。またこのずれの挙動や位置を定量的に計算する手法を発表した。これらの内容は、ベルト機構の安定稼働の実現だけでなく、長尺フィルムや紙媒体の搬送技術の改善にもつながる重要な成果であると評価され受賞に至った。 |
※)優秀研究講演賞(IIP部門賞)は、2022年(1月~12月)に開催されたIIP部門が企画主催する講演会及びこれに準ずる講演会において発表されたIIP部門関連分野の講演中、技術進歩への寄与、内容の新規性及び社会的インパクトが特に顕著に認められる講演の発表者に授与されるものです。