A dream you dream alone is only a dream.
A dream you dream together is reality.

公立大学法人山陽小野田市立山口東京理科大学
理事長　池北　雅彦

　新年あけましておめでとうございます。
　「みんなで見る夢は現実になる」、ジョン・レノンの言葉です。
　 新型コロナウイルス感染症によって社会全体が一変して、はや4年が過ぎようとしているなかで、組織としてまた個人としてご尽力され『新しい生活様式』を見つけられて活動されている皆様方に深く感謝いたします。
　ところで、大学は学びや物事を考えるプロセスを身につける『場』です。現代社会は変化が急激で、大学で学んだことであっても何十年も先までは使えない事柄もあるでしょう。このようなVUCAの時代においても、多様な個性や才能を持った人材を受け入れ、各自が専門性やスキルを発揮しながらイノベーションを促進して新たな価値の創造につなげ活躍していける人材を育てることが本学ブランドの確立につながるものと確信しています。
　さて、個人に関する大量のデータが蓄積、共有されて一人ひとりに個別最適化された薬や化粧品、食品を提供できる日もそう遠くはなく、デジタルトランスフォーメーション時代を迎える社会からの期待に応えるためにも、本年4月から工学部に『医薬工学科』を設置します。医薬工学科は、ライフサイエンスとデータサイエンスの両方に精通すると共に幅広い素養を備えて自らの手で新しい分野を創造して切り拓いてゆくことのできる人材の養成を設置の目的としています。このためにも、工学部及び薬学部のそれぞれの専門性を生かすための基盤整備も進めてまいります。
　これらのことはすべて本学の学生、教員・事務職員そして本学を取り巻くさまざまな分野や立場の人達との間でなされた結果として初めて目的が達成できるものです。
　このような時代にあっても、経営安定性を常に念頭に置いて本学ブランドの確立に向けて進めてまいります。本年も、皆さんとともに大学と地域の未来について対話をしながら実現していきましょう。
　皆様方のご支援をお願いいたします。

未来へのはばたき

山陽小野田市立山口東京理科大学
学長　望月　正隆

　明けましておめでとうございます。
　山陽小野田市立山口東京理科大学では公立化8年目を地域の皆様に支えていただきながら迎えることができました。地域社会の皆様の協力があってこその成果であり、これからも一層の発展を目指してまいります。
　そして、2018年に新設した薬学部の第1期生が、この春いよいよ薬剤師として社会に羽ばたいていきます。彼らの成長と将来への期待に胸を躍らせつつ、多くの希望に満ちた学生たちを社会人として輩出できることに深い感慨を覚えております。本学卒業生の活躍が地域社会に新たな風を吹き込むことを信じており、これからもその姿を温かく見守ってまいります。
　昨年4月には未来を担う人材に情報科学の知識を提供し、これからの時代に即した教育を行うべく、山口県内で初となるデータサイエンス系の学科「数理情報科学科」を新設しました。
　また、今年4月には山口県の主要産業である医薬品製造業及びその関連産業の人材確保に寄与するため、「医薬工学科」を新設いたします。
　この学科では、ライフサイエンスとデータサイエンスの融合を図り、「医薬品・医療機器」、「化粧品・食品」の研究、開発、製造・品質の保証に貢献できる優れた人材を産業界との連携を強化して輩出してまいります。
　山陽小野田市立山口東京理科大学は今後も地域の知の拠点として、産学官の連携をより深め、地域の産業振興や地域社会の発展に寄与していく所存です。
　今後とも皆様方のご支援を心よりお願い申し上げます。