投稿日:2026/01/01 お知らせ
山陽小野田市立山口東京理科大学
学長 武田 健
新年明けましておめでとうございます。謹んで新春のご挨拶を申し上げます。 旧年中は、本学の活動に対し、格別のご理解とご支援を賜り、心より御礼申し上げます。
本年は「午年」です。馬は力強く前へ進むだけでなく、仲間と息を合わせながら道を切り拓いていく動物といわれています。変化の多い時代ではありますが、目標を見失わず、一歩一歩を大切にしながら進んでいくこと、そして周囲の方々と支え合い、力を合わせて歩んでいくことの大切さを、あらためて感じております。
さて、我が国の高等教育を取り巻く環境は、かつてない大きな転換期を迎えております。中央教育審議会答申においても示されているとおり、18歳人口の急速な減少や社会構造の変化を背景に、大学には質の高い教育・研究を推進し、地域や社会の持続的発展に貢献する役割が強く求められています。本学におきましても、こうした時代の要請を真正面から受け止め、将来を見据えた持続可能で魅力ある大学づくりに全力で取り組んでまいります。
本学が何より大切にしているのは「人」です。一人一人の学生と真摯に向き合い、基礎学力の確実な定着から専門性の深化、さらには研究力の向上に至るまで、段階的かつ丁寧な教育を実践してまいります。加えて、大学院教育の一層の充実を図り、豊かな創造力と実践力を備えた人材を育成することで、地域と日本の未来を支える中核的人材の輩出に努めてまいります。
教育・研究の質を支えるためには、教員と職員がそれぞれの専門性を生かし、同じ目標に向かって力を結集する「教職協働」が不可欠です。本学では「全員野球」の体制のもと、教育改革、研究力の強化、地域連携の推進を一体的に進め、日本一の地方公立大学としてのブランド確立を目指してまいります。
本年も、学生、教職員、そして本学を支えてくださる皆様と共に、さらなる飛躍を目指して邁進する所存です。何卒変わらぬご指導とご支援を賜りますようお願い申し上げます。