投稿日:2024/12/16 レポート
「ほんものの科学体験講座」とは、山陽小野田市教育委員会との連携の下、山陽小野田市内の小・中学生を対象とする出前実験講座です。
12月12日(木)山陽小野田市立厚陽中学校の3年生8名が大学を訪れ、薬学部薬学科の稲見教授、土屋助教と学生(学部・大学院)2名が講師を務める「香りを作ってみよう」の講座を受講し、香り作りを体験しました。
生徒達は、初めに実験手順と注意事項の説明を受け、①酪酸とエタノール、②酪酸とベンジルアルコール、③酪酸と2-メチル-1-プロパノール、④酢酸とn-オクタノールの①~④それぞれに硫酸を加え化合物を作り、匂いの変化を確認しました。出来上がった化合物の香りが、パイナップル、プラム、オレンジ、バナナのどれに該当するかを班ごとに回答し正解を確認しました。香りは、お菓子や薬、化粧品等多くのものに添加されており、味や飲みやすさ、使用感等の生活向上に役立てられていることを学びました。
また、授業終了後は、学内にある薬草園や珍しい機器について、大学生の説明を受けながら施設を見学しました。
本日の体験を通じて、科学に興味を持ってくれる生徒が一人でも増えてくれると幸いです。