薬学部は、「薬学をとおして人の健康を守る」という高い志と倫理観・研究心を持ち、
薬剤師資格を得た優れた薬学人を養成し、地域に貢献することを目的としています。
公立大学の薬学部として、健康医療に係る地方創生の課題に積極的に取り組み、
教育研究を通して人びとの健康増進と地域の発展に貢献します。
本年度(2023年)は薬学部の完成年度に当たり、1~6年の学生が初めてキャンパスに揃いました。年度末には待望の卒業生が誕生します。卒業生が薬学を通して、地域から新しい日本の医療を創ること、地域と世界を繋ぐことをめざし、キーパーソンとして活躍することを期待しています。
本薬学部では、全学生が薬剤師免許を取得できることを前提とし、その上で、くすりを創る、くすりを正しく使う、やまいを予防するというそれぞれの領域で活躍できる人材を育成いたします。そのために本学の理念に基づき、人間性豊かで高い倫理観、確かな基礎学力、薬物療法における高度な実践的能力、研究心・研究能力を養います。
緑の中でキラリと光る研究学園都市において、学生と教職員が力を合わせ、一人ひとりの個性を伸ばし、それを支援する学部であるよう努めて参ります。
薬学部 学部長武田 健TAKEDA, Ken
Plofile | |
---|---|
東京大学大学院薬学研究科博士課程修了。薬学博士(東京大学)、医学博士(昭和大学)。昭和大学医学部生化学教室助手、講師、助教授、1995年東京理科大学薬学部教授に着任。薬学部長、研究科長、学校法人東京理科大学理事、副学長を歴任。2017年4月より山陽小野田市立山口東京理科大学薬学部設置準備室教授に着任し、現在に至る。専攻分野:環境衛生化学。東京理科大学名誉教授。薬剤師。 |
薬学部では、薬学教育モデル・コアカリキュラムに適用した教育課程を編成し、
薬剤師として求められる基本的な資質を体系的に身につけます。
4年次から研究室に所属し卒業研究に取り組み、豊かな人間性と高い倫理観、研究心を持った薬剤師・薬学人を養成します。
薬学部の学生が主に学ぶ6号館と7号館には、
6年間を過ごすことになる薬学部の教育・研究の拠点として、さまざまな最先端の設備が整っています。
共に5階建ての両棟は渡り廊下で繋がっており、
薬学部に特徴的な薬剤調剤室、製剤実習室、無菌製剤室、プレナリーセッション室、
質量分析室等の施設の他に講義室、実習室、自習室が完備されています。
処方せんに記載された患者情報や薬剤、用法、用量をもとに事前監査、疑義照会、計数・計量調剤や調剤後の監査、薬剤交付の方法や服薬説明について学びます。
注射剤の調製環境である無菌室やクリーンベンチ内での操作を学び、高カロリー輸液の混合調製に関わる知識や技術を習得します。
患者情報や検査値データなどの基礎情報をもとに教員と学生でロールプレイを行い、患者の状況に応じた服薬説明ができるようなトレーニングを行います。
質量分析室では、高性能な機器を取り揃え、科学技術の水準を向上させることで、世界最先端の独創的な研究を支えています。
いつでもパソコンを利用できる施設です。グループでの議論のほか、授業の課題や実験レポートの作成など、自由な学びの場となっています。
中央の講義スペースで全体討議を行い、周囲を囲む15室ものディスカッションルームに分かれ、グループ討議を行うことができます。