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地域のキーパーソンを育てる山口東京理科大学

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薬学科Department of Pharmacy

薬学をとおして人の健康を守り、地域に貢献

薬学科は、薬学全般にわたる幅広い知識と技能を備え、
病院や薬局などの医療現場等で活躍することのできる高度な問題解決能力とヒューマニティを合わせもった薬剤師の養成と、
創薬や健康な社会創りを目指した薬科学の発展を担う創薬研究者・技術者、健康社会を実現する薬学士を育成します。

薬学科学科画像01
薬学科学科画像02
薬学科 学科主任 和田 光弘

薬学科では、薬学教育モデル・コアカリキュラムを基に、生涯にわたって薬剤師として求められる基本的な資質を体系的に身につけられるよう、基礎から先端薬学を網羅した95の専門科目による独自のカリキュラムを編成しています。皆さんが本学での学びを通して豊かな人間性と高い倫理観、探求心・研究心を持った薬剤師・薬学人となり、医療・臨床薬学、創薬化学および社会健康薬学の領域で皆さんが思い抱くキャリアデザインを実現できるよう経験豊かな教員が全面的にバックアップします。

薬学科 学科主任和田 光弘WADA, Mitsuhiro

3つのポリシー

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アドミッション・ポリシー

こんな学生を待っています!

  1. 大学の理念を十分理解している人を求めます。
  2. 高等学校教育課程もしくは同等の学習内容を修了し、薬学に関する基礎的及び専門的知識を身に付ける上で十分な学力を有している人を求めます。
  3. 薬学をとおして人の健康を守るという高い志と研究心・倫理観の習得を目指し、山口県地域をはじめとして日本全国で活躍したいと願う人を求めます。
  4. 薬剤師養成の学部であることに鑑み、薬剤師としての業務への意欲を持ち、将来的に研究心を持った薬剤師へと成長したいと願う人を求めます。
アドミッション・ポリシー

カリキュラム・ポリシー

カリキュラム・ポリシー
  1. 大学の理念に基づいて薬学部が定める教育目標を実現するための教育課程を編成する。
  2. 高い倫理観と研究心を持ち、薬学をとおして人々の健康を守るという志と自己研鑽力を持った人材を育成する。その基本理念を実現するため、教育課程を編成する。
  3. 入学時から卒業時まで一貫して薬剤師・薬学人として、豊かな人間性と高い倫理観を持ち、患者本位の視点で人の命と健康な生活を守るという使命感と責任感を醸成する。
  4. 「一般科目」では、自然科学・人文科学の各分野を広く俯瞰した上で、人命を最大限に尊重することのできるヒューマニティ豊かな人材を育むことを目的とする。その上で、語学力・コミュニケーション能力を身に付けることを目的として教育を実施する。
  5. 薬剤師・薬学人の知識の基盤となる基礎薬学の科目の修得を重視する。十分な基礎的な科学力の土台の上に専門性の高い科目を設定する。
  6. 「専門科目」では、講義科目に加えて、多くの実習・演習等の関連科目を効果的に組み合わせることにより、薬学の各専門分野に関する知識と技能・態度を深化させる。チーム医療を想定したスモールグループディスカッションを効果的に取り入れ、能動的な講義が中心になるよう編成する。
  7. 地域の医療に貢献できる人材を養成するため、医療機関や地域における医療チームに積極的に参画し、薬物療法における実践的な能力を高めるとともに、相互の尊重のもとに薬剤師に求められる行動を適切に取れるよう指導する。
  8. 卒業研究を充実させ、全教員が協力し、最先端の薬学研究にさまざまなアプローチから取り組む体制を構築する。卒業研究を通して教育能力・研究能力を持ち、問題解決能力の高い人材を養成する。

ディプロマ・ポリシー

  1. 薬剤師・薬学人として活躍できる教養と倫理観、基本的な知識・技能を身に付けている。
  2. 薬剤師・薬学人として薬学に関する知識と研究心(研究能力)を身に付け、問題発見・解決能力を身に付けている。
  3. 薬剤師・薬学人として必要なコミュニケーション能力を身に付けている。
  4. 薬剤師・薬学人として地域貢献をはじめとして広く社会に貢献する意欲を身に付けている。
ディプロマ・ポリシー

学科の特色

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3つの学びの領域

学科の特色

薬の専門家として、医療・臨床の場で、問題・課題を科学的に研究・実践し、医療の向上に努めます。

学科の特色

主に有機化学系、物理化学系、生命科学系の研究室が治療薬開発のために基礎及び応用研究を展開します。

学科の特色

人の健康をサポート薬学的な知識・学問を総動員し、病を未然に防ぎ、生活習慣病など病気にならないようにします。


学習・教育目標

薬学科では、10の学習・教育目標をかかげて
教育プログラムを編成しています。

学習・教育目標

目標1プロフェッショナリズム

豊かな人間性と生命の尊厳に関する深い認識を持ち、法律、制度、規範等を理解し、遵守するという行動の基盤を培います。

目標2総合的に患者・生活者をみる姿勢

医療人として、患者や生活者の立場を相手の置かれた状況と共に捉え、利他的な態度でその権利や尊厳を尊重する姿勢を身につけます。

目標3生涯にわたって共に学ぶ姿勢

その場限りの学びから脱し、生涯にわたって学ぶ姿勢を培います。また、優れた医療人となることを志す者として、自分自身又は仲間と学び合うことを通して、共に学ぶ姿勢を身につけます。

目標4科学的探究

医療・福祉・公衆衛生における課題を薬学的視点から見出して科学的な解決に導くというリサーチマインドを育み、医療と薬学の発展に貢献しようとする姿勢を身につけます。

目標5専門知識に基づいた問題解決能力

生涯にわたって十分な薬学的知識を身に付ける努力を続け、患者や生活者が抱える問題に適切な科学的判断、解決策を提供できる能力を身につけます。

目標6情報・科学技術を活かす能力

日々進歩する高度先端技術に関心を持ち、情報・科学技術に関する倫理、法律、制度、規範等を遵守し、情報・科学技術とその専門知識を医療に活用する能力を身につけます。

目標7薬物治療の実践的能力

薬剤師として責任ある薬物治療を主体的に計画、実施、評価し、的確な医薬品の供給、状況に応じた調剤、服薬指導、患者中心の処方提案等ができる能力を身につけます。

目標8コミュニケーション能力

共感的な状況で円滑な情報の共有、交換を行い、相手の意思決定を支援する良好なコミュニケーション能力を身につけます。

目標9多職種連携能力

多職種連携を実践するため、医療に関わる人々の役割を理解し、良好な関係性を築くための具体的な実践方法を習得します。

目標10社会における医療の役割の理解

全国的、世界的な広い視野で社会を捉えるとともに、地域に根差した質の高い医療・福祉・公衆衛生を実践することの重要性を理解します。

カリキュラム

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6年間のカリキュラム

カリキュラム

卒業に必要な単位数と取得できる学位

取得できる学位
取得できる学位

在学生の声

薬剤師として
将来の具体的なイメージが持てる学習環境

薬学科の特徴的な学びの一つが、1年次の前期に行われる早期体験学習です。病院や薬局、行政に携わる薬剤師の方からお話を伺うことができ、入学直後で漠然としていた薬剤師の役割について理解が深まりました。実習終了後もスモールグループディスカッションで情報を共有できる他、体験的な学びでモチベーションが上がり、早い段階で将来のイメージをより具体的に持つことができます。またヒューマンコミュニケーションの講義では、様々な場面における薬剤師の患者応対をグループごとに考え、デモンストレーションします。どこが悪い対応だったのか実践的に学ぶことができ、将来病院薬剤師として勤務した際に役立つと考えます。

岩戸 夏奈 さん薬学科2年 鹿児島県立鶴丸高等学校出身


いろいろな方向から
薬学がどう役立っているか学べる

勉強についていけるか不安がありましたが、チューター制度や学習サポート教室があるので安心して学ぶことができています。特にチューター制度は勉強面も生活面も支援してもらえるので心強い存在です。1年次の学術と地域文化の講義では県内の薬剤師をはじめ、サファリパークの獣医、陶芸家から様々なお話を伺いました。山口県の地域性の理解はもちろん、多角的な視点を持つことができました。また薬剤学では患者様の症例から投与設計を考えるため、症状や採血で得た数値を基にアセスメントできる力が身につきます。入学当初は薬局の薬剤師に興味がありましたが、学びを深める中で今は病院薬剤師になることが目標です。

船引 祐希 さん薬学科3年 北海道帯広柏葉高等学校出身

Pick Up 科目

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6つの系統と21の分野で構成された教育・研究分野

カリキュラム
カリキュラム
カリキュラム
カリキュラム
カリキュラム
カリキュラム

PICK UP!【有機化学系】

有機合成化学

有機化合物は医薬品開発や液晶材料などさまざまな物に利用されています。この授業では、単純な有機化合物から化合物の官能基変換などの複雑な化合物の合成について理解し、有用な化合物の効率的な化学合成について学びます。

PICK UP!【物理化学系】

物理・分析科学実習

物理化学及び分析科学分野に関する基礎知識を元に、代表的な医薬品・化合物の物理化学的な性質・挙動、分析・管理の実習を通して、薬学において必要とされる技能とその活用法の流れを習得していく実習です。

PICK UP!【生命科学系】

再生医療学

再生医療に用いられる医薬としての細胞について学び、適正に利用するための倫理、法律、技術、並びに品質管理等の知識を修得するとともに、CAR-T細胞、間葉系幹細胞、iPS細胞などを用いた再生医療の最先端について学びます。

PICK UP!【健康科学系】

衛生薬学実習

本実習は、座学のみではイメージしにくい衛生試験法等に収載されている遺伝毒性試験法などの試験法をより深く理解し、人々の健康増進、公衆衛生の向上に貢献するための基本的知識を修得することを目的とした実習です。

PICK UP!【医療薬学系】

薬物治療学

薬物治療学は、代表的な疾患における治療と薬物療法に関する基本的事項を理解し、疾患の症例について、患者情報および医薬品情報などの情報に基づいて薬物治療の最適化について学びます。

PICK UP!【臨床薬学系】

薬学臨床事前実習

本実習は病院実務実習・薬局実務実習に先立って、大学内で薬剤師業務の基本的な業務である調剤をはじめ、服薬指導、患者対応、医薬品の適正管理、薬物療法の実践などの薬剤師職務に必要な基本を修得することを目的とした実習です。

実務薬学実習

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病院・薬局で臨床能力と問題解決力を養う実務実習

医療技術の高度化、医薬分業の進展を背景に薬剤師に求められるスキルが変化しており、
臨床現場で医療チームの一員として多職種と連携し薬物治療のプロフェッショナルとして
リーダーシップを発揮することが求められています。
薬学科では薬剤師業務に関する長期の実務実習を必修科目として修得します。

4年次|基本修得と能力の確認

薬学臨床事前実習

臨床現場を模した環境で実務実習に必要な薬剤師業務の基本を修得

5年次の実務実習を控え学内の施設を活用し調剤をはじめ、服薬指導、医薬品の適正管理、薬物療法の実践的知識、患者とのコミュニケーション技術など臨床現場での実践を前提にした薬学と薬剤師業務の基本を修得します。

共用試験:CBT・OSCE

臨床現場での実務実習に進む能力を確認する評価試験

薬局・病院での実務実習に進む基礎的な知識や実践力を評価するための試験です。

5年次|現場での経験による基礎能力の修得

薬剤師国家試験の受験資格を得るためには、病院や薬局での実習が義務づけられています。この実務薬学実習は5年次生の必修科目で、病院実習(11週間)と薬局実習(11週間)の合計22週間行われ、おおよそ6か月の実習で基礎的な臨床能力を修得します。
薬局で基本的な調剤・服薬指導を修得した後に、病院で多職種が連携するなかでの薬剤師実務を学びます。近年薬剤師国家試験では臨床を意識した問題解決を問う傾向があり、実務実習で得られる知識や考える力を重視しているのです。

薬局実務実習/11週間

薬局の役割を理解し薬剤師としての基礎能力を身につける

【実習項目(実務実習モデル・コアカリキュラム)】
1 臨床における心構え、安全管理
2 医薬品の調製
3 医薬品管理
4 地域における保健衛生活動・災害時医療

病院実務実習/11週間

臨床現場での実務経験から問題解決能力を養う

【実習項目(実務実習モデル・コアカリキュラム)】
1 臨床における心構え、安全管理
2 内服薬・外用薬・注射薬調剤
3 薬物治療支援業務実践
4 病棟業務実践

在学生の声(実習編)

座学だけでは分からなかった
病院・薬局薬剤師の意義を学ぶ機会に

約半年をかけて行う病院・薬局実習では、大学の座学だけでは学ぶことができない発見が多くありました。薬局実習では地域医療と地域住民の健康を支える薬局の意義、病院実習では大学病院でチーム医療の一員としての薬剤師の役割などを学びました。実務実習前に学内で受講する臨床事前実習では、処方をもとに行う調剤・製剤・注射剤混合・監査、患者様や他職種とのコミュニケーションなど基礎知識・実技を身につけることができ、実務実習では臨機応変に対応することができました。実務実習は将来薬剤師として何をしたいのか、どのような薬剤師になりたいのか自分自身と向き合う良い機会になったので、これからはじまる就職活動で活かしていきたいと思います。

竹本 綾乃 さん薬学科6年 山口県立小野田高等学校出身


薬学だけの知識だけでなく、
薬剤師+αのスキルを持つ必要性を実感

山陽小野田市では現在スマイルエイジング事業の一貫として、薬局が患者様の健康をサポートする機能を持つようになることを推進しています。実習先の薬局は健康サポート薬局に認定され、運動イベントなどにも参加し、地域住民の方々と薬局外でも関わりを持つことができました。また薬局実習中に山陽小野田市で働く薬局薬剤師や本学の薬学生に対して、「これからの薬剤師」をテーマにWeb講習を企画し、講師を務める経験を得ました。病院実習では薬剤師のみならず他職種の目線でも患者様を考える大切さに気づきました。これからの薬剤師は薬学の知識だけでなく+αが必要だと実感したので、コミュニケーション能力を磨き、外へ発信していける薬剤師をめざします。

石田 大生 さん薬学科6年 兵庫県立姫路西高等学校出身

卒業研究

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学びの集大成として取り組む

薬学科生は、4~6年次の3年間研究室に所属し、指導教員と共に卒業研究に取り組みます。
研究の内容は指導教員ごとに幅広く基礎研究から臨床研究まで多岐にわたります。
3年間の研究活動を通じて培った知識・技能を活用し、6年次には卒業研究発表および卒業論文作成を行います。
これらの活動を通して薬学士あるいは薬剤師としてのコミュニケーション能力や情報発信能力を磨きます。

2022年度卒業研究テーマ

衛生化学分野(武田研究室)

  • 環境中超微小粒子が脳の発達や老化に及ぼす影響とその機序の解明
  • 胎児発育不全に起因する脳発達異常の病態解明と早期診断法の確立

有機薬化学分野(稲見研究室)

  • 選択的膀胱発がん性N-ニトロソ化合物の活性発現機構の解明
  • 特異的塩基配列認識型の新規DNAクロスリンク剤の合成と活性評価

病態生化学分野(井上研究室)

  • マウス線維芽細胞MEF細胞のストレス応答におけるKeap1の影響
  • マウス線維芽細胞MEF細胞のストレス応答におけるBach1の影響

薬剤学・製剤学分野(牛島研究室)

  • 疾患発症に及ぼす体内時計障害の影響
  • 薬物動態的性質の時空間的理解と薬物治療への還元

医薬品情報学分野(惠谷研究室)

  • 医薬品副作用自発報告データベースの解析に基づく薬学生主体の副作用防止啓発活動に関するアンケート調査
  • 山陽小野田市およびその周辺地域に暮らす外国人への災害啓発ならびに地域医療提供施設との関係促進を目的としたツール作成

薬物治療学分野(尾家研究室)

  • 図書の微生物汚染とその防止法
  • いわゆる除菌製品の有効性についての検討

健康情報科学分野(緒方研究室)

  • 計算機シミュレーションによるリガンド依存性チャネルの開閉機構の解明
  • 計算機による化合物設計法の開発

医療安全学分野(小野研究室)

  • 生活習慣病予防を目的としたフッ化物含浸口腔内パッチ製剤の開発
  • Neuro2a細胞を用いた認知症予防・改善に関する研究

薬理学分野(木村研究室)

  • 生理活性物質硫化水素とポリサルファイドによる神経伝達調節
  • 生理活性物質硫化水素とポリサルファイドの抗酸化ストレス作用

生体防御学分野(篠原研究室)

  • 免疫細胞分化機序の解明
  • 免疫細胞老化機序の解明

再生医療学分野(嶋本・告研究室)

  • 三次元培養における間葉系幹細胞の老化抑制機構の解明
  • 疾患iPS細胞を用いた早期白内障の発症機序の解明

医薬品評価学分野(下川研究室)

  • 薬事規制分野でのホライゾンスキャニングの手法に関する研究
  • 山口県における二次医療圏ごとの薬剤師の需給に関する研究

基礎薬学分野(西本研究室)

  • 抗腫瘍効果を高める抗癌剤・阻害剤の組み合わせの探索
  • 細胞老化を呈した癌細胞を標的とする阻害剤の探索

生薬学・漢方分野(田中研究室)

  • 難治性疾患に有効な薬用資源の探索研究
  • 漢方薬の作用メカニズム解明

臨床薬理学分野(細井研究室)

  • 統合失調症治療薬オランザピンによる肥満発症機構の解明 ―レプチン抵抗性の関与―
  • 小胞体ストレスセンサーと細胞膜受容体クロストークによる新たな肥満発症機構解明

薬品製造化学分野(松永研究室)

  • 配座固定cis-1,2-ジアミン由来高効率二官能性不斉有機触媒の開発
  • 単純かつ剛直な構造を母骨格にもつ不斉有機分子触媒の開発

生命物理化学分野(宮本研究室)

  • 急性骨髄性白血病に関与するE2酵素活性の新規検出法の開発
  • 人工的な脱ユビキチン化酵素の設計と疾患診断への応用

薬学倫理学分野(百渓研究室)

  • Danio rerio における血管収縮制御タンパク質の特定
  • Danio rerio における血管収縮制御タンパク質の機能解析

薬物治療学分野(頼岡研究室)

  • 空間除菌を謳った二酸化塩素装置の実際の効果とその評価
  • 空間除菌を謳ったオゾン装置の実際の効果とその評価

分析科学分野(和田研究室)

  • 電子タバコカフェイン製品のLC-MS/MSを用いた健康リスク評価
  • 蛍光誘導体化を利用した食品成分のHPLC- 蛍光検出法の開発とその応用

薬物治療学分野(有海研究室)

  • 山口県内の外来がん化学療法における薬薬連携の現状把握と特定薬剤管理指導加算2への課題
  • 金属、化粧品や食品に関わる皮膚感作アレルギーを評価する迅速かつ正確な方法の開発

病態生化学分野(伊豫田研究室)

  • 加齢性疾患の進展において細胞接着環境の変化が果たす役割の解明
    • 免疫細胞機能異常、及び慢性炎症における細胞接着シグナル
    • 腎疾患, 血管病、及び悪性腫瘍における細胞接着シグナル

生体防御学分野(川上研究室)

  • ゲノムの維持継承に関わる細胞周期亢進因子の探索

医療安全学分野(相良研究室)

  • 精神疾患モデル動物の情動と脳内神経機構に関する研究
  • 臨床課題に対して統計学を用いた薬学的解決策を構築する研究

薬理学分野(澁谷研究室)

  • 硫化水素の腎細胞保護効果に関する研究
  • 神経膠芽腫細胞における硫黄代謝と増殖制御

衛生化学分野(立花研究室)

  • 食品中の成分(残留農薬等)による脳神経系発達への影響の解析
  • 大気中の浮遊粒子状物質の季節性変動とその生体影響に関する検討

分析科学分野(武藤研究室)

  • 疎水性抗酸化物質の新規LC-MS/MS 定量法の開発
  • ストレスによる母乳ならび血中の抗酸化能の評価に関する研究

病態生化学分野(沖田研究室)

  • 膵β細胞の糖尿病培養細胞モデル系の構築
  • Insulin分泌亢進剤、阻害剤の探索

薬学倫理学分野(坂井研究室)

  • 血管収縮制御タンパク質の細胞内局在の分析
  • 血管収縮制御タンパク質各アイソフォームの特徴分析

生命物理化学分野(田所研究室)

  • 独自の設計による高機能化抗体フラグメントの創製研究
  • 人工小型抗体を応用した新規バイオ医薬品の開発研究

薬品製造化学分野(田村研究室)

  • 新規不斉触媒の設計・合成と不斉合成反応の開発研究
  • 医薬品リード化合物を指向したフラバノンの不斉合成研究

臨床薬理学分野(中川研究室)

  • 転写制御の破綻による自閉症発症メカニズムの解明
  • タンパク質分解の破綻による注意欠如・多動症の発症メカニズムの解明

健康情報科学分野(畠山研究室)

  • 天然紫外線防御物質のサンスクリーン分子機構に関する理論的研究
  • 天然紫外線防御物質の溶媒和構造に関する理論的研究

生体防御学分野(堀江研究室)

  • 免疫抑制細胞を標的とした難治性疾患に対する創薬研究
  • 分子・細胞生物学的手法を用いた漢方薬の作用メカニズムの解明

薬剤学・製剤学分野(堀口研究室)

  • 新しい幹細胞製剤化技術を駆使した再生治療法の研究
  • ナノ粒子DDSによる臓器選択的治療法の開発

基礎薬学分野(吉見研究室)

  • 山陽小野田市の木 クロガネモチ(Ilex rotunda)の香り成分の分析
  • 核酸塩基が動物細胞に与える影響のメカニズムの解析
医薬品および健康影響物質の高感度計測法の開発とその生体効果の評価に関する研究

医薬品のみならず生体微量物質、食品成分、環境物質を健康影響物質と位置付け、これらを対象とした最新の分析器機および試料前処理技術を駆使した高感度分析法の開発を行っています。さらに開発した分析法を用いた薬学的応用研究を通して、ヒトの健康にかかわる新たな科学的エビデンスを社会に発信していきます。

分析科学分野(和田研究室)和田 光弘 教授


【間葉系幹細胞+iPS細胞】×ゲノム編集 ×ゼブラフィッシュで再生医療に迫る研究

再生医療学分野の嶋本研究室では、再生医療で注目され細胞治療に使われる間葉系幹細胞の老化抑制培養法の開発に取り組んでいます。またiPS細胞を利用した早老症の発症機構解明や、ゼブラフィッシュを活用した組織再生の研究を進めています。さらにリプログラミングを応用したがん幹細胞研究や,ゲノム編集技術を駆使した疾患iPS細胞の樹立研究を行っています。

再生医療学分野(嶋本研究室)嶋本 顕 教授


個体間・個体内変動要因を利用した育薬的薬剤学研究

薬物動態研究では、TDMデータ・臨床検査値を用いた解析を行ったり、代謝酵素や薬物トランスポーターの活性が変化する機序を調べたりすることによって、より安全で有効な薬物投与方法を探究しています。また、生物時計研究では、現在、がん・骨代謝と体内時計異常との関連性について、分子メカニズムの検討を行っています。

薬剤学・製剤学分野(牛島研究室)牛島 健太郎 教授

資格・進路

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取得可能な資格及び免許等

薬学の正規の課程を修めて卒業した者に与えられる受験資格

薬剤師国家試験受験資格

危険物取扱者(甲種)試験受験資格

薬学の正規の課程を修めて卒業した者に与えられる資格及び免許等

環境衛生指導員

環境衛生監視員

食品衛生管理者

食品衛生監視員

食品衛生責任者

毒物劇物取扱責任者

高度管理医療機器等営業所管理者

再生医療等製品営業所管理者

特定管理医療機器営業所管理者

薬剤師のみが行える業務(独占業務)

調剤業務

保険薬剤師の業務

薬局の管理者

医療用医薬品の販売業務

第一類医薬品の販売業務

医薬品卸売業者の営業所管理者

医薬品製造販売業における総括製造販売責任者

医薬品製造管理者

医薬部外品の製造所における責任技術者

配置薬の配置販売業務

配置薬販売業の区域管理者(第一類医薬品)

学校薬剤師

薬剤師が行える主な専門業務等

第二類及び第三類医薬品の販売業務

一般用医薬品店舗販売業の店舗管理者

配置薬販売業の区域管理者(第二類及び第三類医薬品)

医薬部外品および化粧品の製造販売業における総括製造販売責任者

化粧品の製造所における責任技術者

医療機器の製造所における責任技術者•薬事監視員

麻薬管理者

麻薬取締官

向精神薬取扱責任者

放射線取扱主任者(医薬品等の製造に関わる業務に限る)

計量士(環境計量士一濃度関係)(認定講習が必要)

作業環境測定士(業務に際し講習と登録が必要)

第一種衛生管理者免許

労働衛生コンサルタント受験資格

介護支援専門員(実務経験が必要)

弁理士国家試験科目免除(一部)

飼料製造管理者(業務に際し講習が必要)

※これらの業務には薬剤師免許の他、大臣や知事の任命が併せて必要なものが含まれます。例えば、薬事監視員になるためには、薬剤師免許の他、国家公務員又は地方公務員となって薬事に関する業務経験を積んだ後、厚生労働大臣又は知事の任命を受けることが必要です。

卒業後に広がる、活躍できるフィールド

薬学部卒業後は、3つの特色【くすりを使う】【くすりを創る】【やまいを予防する】の
役を担ったフィールドが多岐にわたり、活躍する場も広がります。
また、関わりある機関や組織等と連携し、協力し合いながら学の教育と研究を進めることで社会において、
リーダー・キーパーソンとしてさらなる飛躍もめざすことができます。

01 病院・薬局

薬剤師として医療の現場で調剤、服薬指導、医薬品の管理などを行います。さらにチーム医療の一員として、病棟業務や地域医療への貢献を行います。

職種

病院薬剤師

保険薬局薬剤師

医薬品卸販売業管理者

製薬企業医薬品管理者

02 製薬企業

薬を創り、世に送り出すために薬の作用や安全性を確かめ、医療現場で使用できるよう様々な試験を行います。研究、開発、製造、学術、品質管理など幅広い分野で活躍します。

職種

創薬研究者

生産技術者

医薬品製造管理者

医薬品開発者

医薬品情報担当者

03 教育・研究機関

大学の教員として、また研究機関の研究者として未来の薬剤師の育成や薬学に関する基礎・応用研究を行います。

職種

大学教員

研究機関研究員

04 官公庁

公務員として、厚生行政、医薬・薬事行政、食品衛生、保健衛生などの仕事を通して国民の健康福祉に貢献します。

職種

厚生労働省職員

農林水産省職員

特許庁職員

麻薬取締官

薬事行政職員

医薬品医療機器総合機構職員

05 化学・食品系企業

薬学の知識や技術を活かし、化学産業、食品産業、化粧品産業など幅広い分野の企業で、研究・開発・生産・管理・営業などの担当として活躍します。

職種

化学企業

食品企業

化粧品企業

バイオ関連企業

診断薬メーカー

薬学科の教員情報は下記からご確認ください。

薬学科特設サイト
お問合せ:
〒756-0884 山口県山陽小野田市大学通1-1-1

TEL0836-88-3500