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機械工学科Department of Mechanical Engineering

機械、制御システムを開発する技術を育てる

機械工学は、自動車、航空機、ロボット、コンピュータなど、
あらゆる工業製品や設備の開発・設計・製造について研究する学問です。
機械工学科では、機械工学の基礎分野に関する知識や技術を体系的に学び、問題解決に応用できる能力を身につけます。

機械工学科画像01
機械工学科画像02

デジタルトランスフォーメーション(DX)は機械や設備の改革・改善の意味でもあります。DXを支えるセンシング技術やその開発・製造にも機械的知識・技術は欠かせません。このため広範囲な分野で機械系技術者の獲得競争が激化しています。機械工学科では、ロボット・メカトロ系、力学系、設計・コンピュータ系の科目の講義や実験、演習を通じて「確かな基礎力と高度な専門知識」を有する機械系技術者の育成をめざしており、多くの卒業生が様々な分野で活躍しています。

機械工学科 学科主任吉田 和司YOSHIDA, Kazushi

3つのポリシー

ライン

アドミッション・ポリシー

こんな学生を待っています!

  1. 機械工学及び機械システムに関する高度な専門知識を身につけたいと思う意欲のある人を求めます。
  2. 工学部での学びと自己表現に必要な国語力を持ち、国際人として活躍するために必要な英語力、技術者に求められる倫理観や豊かな教養を身につけようとする意欲のある人を求めます。
  3. 入学試験では、数学、理科に対して基礎学力を有していること。
  4. 次の項目のどれかに該当する学生を求めます。
    ・ロボットやメカトロニクスに興味を持ち専門知識の修得を目指す人
    ・人工知能やシミュレーションなど、コンピュータを用いて機械や機械システムを設計したり、制御することに興味を持ち、専門知識の修得を目指す人
    ・熱と流れ、エネルギー、材料の科学と利用に興味を持ち専門知識の修得を目指す人
    ・高精度、高品質のモノづくりに興味を持つ人
    ・自動車、航空、船舶、ロボット、エネルギー、プラント、材料開発、精密加工、医療、環境など、機械系の様々なモノづくりに関係する仕事に従事することを望む人
アドミッション・ポリシー

カリキュラム・ポリシー

カリキュラム・ポリシー
  1. 確かな基礎教育の後に専門性の高い卒業研究にしっかりと取り組めるよう、4年次への進級条件を設け、かつ、豊かな表現力、高度な技術力、技術者倫理を身に着け、社会の発展に有用な機械制御システムを開発できる応用力・創造力を有する人材を育成する教育課程を実践します。
  2. 基礎から応用までの幅広い知識を身に付けた機械工学の専門家を育成するため、基礎科目(基幹基礎、専門基礎)、専門科目、一般科目、及び自由科目を適切に配置します。
  3. 機械工学科では、機械力学、材料力学、流体力学、熱力学、制御工学を中心とする専門教育を重点的に行い、特にプログラミングやコンピュータ科学を応用したモノづくり実践力を育成する。さらにコミュニケーション能力、自己管理能力、デザイン能力、実践力の向上を図るために実験と実習の時間を豊富に設けます。

ディプロマ・ポリシー

  1. 世界には多様な人種、文化、習慣、価値観などがあることを理解し、自分たちの文化や価値観、利益だけでなく、他者の立場からも物事を考えることができる能力とその素養を身に付けている。また、科学技術と社会や自然との相互関係を理解し、科学技術を学ぶ者として持つべき社会的責任観を身に付けている。
  2. 日本語及び英語による口頭や文章での論理的表現能力、研究発表やグループ討議のコミュニケーション能力、英語による国際的なコミュニケーションの基礎能力を身に付けている。
  3. 数学、物理学、化学などの自然科学に関する知識と、情報技術及びコンピュータ利用技術を身に付けており、それらを機械工学の諸問題に適用できる能力を身に付けている。
  4. 実験目的を明確にして、与えられた制約の下で計画的に実験を行い、チームで仕事をするための能力、まとめる能力を身に付けている。機器の操作技術、データ取得技術、データ処理技術、報告書作成技術を習得し、問題を発見・考察する能力、問題の設定から、解決手段の考察、その有効性の計画的な実証に至る一連の行動様式を身に付けている。
  5. 機械工学の基盤分野である科学と構造、運動と振動、エネルギーと流れ、情報と計測・制御、設計と生産・管理に関する知識と、それらを問題解決に応用できる能力を身に付けている。
  6. 課題発見・解決力、実践力を習得し、社会の要求を解決するためのデザイン能力を習得している。また、問題の設定・解決能力、結果・経過の判断・評価能力、状況変化・方針変更への対処能力、自主的・継続的に学習する能力、研究成果の報告・発表能力、協調性、自己管理能力を身に付けている。
ディプロマ・ポリシー

学科の特色

ライン

3つの学びの領域

学科の特色

領域1ロボット・メカトロ系

制御工学やメカトロニクス、ロボット工学を駆使し、コンピュータに記憶させたプログラムとセンサからの情報により、産業用機械やロボット、航空機、ロケット等の様々な機械を制御する過程を学びます。

領域24力学系

機械力学で機械の各部分の運動や振動を学び、材料力学や熱力学、流体カ学では機械の設計で必要となる材料の強度評価や、自動車や航空機など熱や流体の流れが伴う機械を安全に動かす知識を修得します。

領域3設計・コンピュータ系

設計製図で製図の基本を学び、部品の強度計算を行って部品の構造を設計できる能力を身につけます。CAD演習ではコンピュータを使用した3次元CADにより、立体的な図面の設計方法やシミュレーション力を養います。


学習・教育目標

機械技術者に求められる、確かな基礎学力と高度な専門知識

機械工学科では、6つの学習教育目標をかかげて学士課程の教育プログラムを編成。
これらの目標を達成した学生は、人間性豊かな機械技術者に必要な
「確かな基礎学力」と「高度な専門知識」を修得した証として、学士(工学)の学位を取得します。

学習・教育目標

目標A広い視野での社会観と責任能力

世界には多様な人種、文化、習慣、価値観などがあることを理解し、自分たちの文化や価値観、利益だけでなく、他者の立場からも物事を考えることができる能力とその素養を身につける。さらに、技術者の立場から技術が社会や自然に及ぼす効果・影響を正しく理解し、技術が社会に対して負うべき責任感を身につける。

目標Bコミュニケーション能力

日本語及び英語による口頭や文章での論理的表現能力を培い、プレゼンテーションや討論の方法を習得することにより、国際的に通用するコミュニケーションの基礎能力を身につける。

目標C自然科学・情報技術の知識とその応用力

数学、物理学、化学などの自然科学を基幹基礎科目として学びながら、情報技術、コンピュータ利用技術を身につけ、それらを機械工学の諸問題に適用できる能力を身につける。

目標D実験・実習による実践力

実験目的を明確にして、与えられた制約の下で計画的に実験を行い、まとめる能力を身につける。機器の操作技術、データ取得技術、データ処理技術、報告書作成技術を習得するとともに、問題を発見・考察する能力も培う。さらに、問題の設定から解決手段の考察、その有効性の計画的な実証に至る一連の行動様式を身につける。

目標E機械工学の知識とその応用力

機械工学の基盤分野である科学と構造、運動と振動、エネルギーと流れ、情報と計測・制御、設計と生産・管理に関する知識と、それらを問題解決に応用できる能力を身につける。熱力学、材料力学、流体力学、機械力学、制御工学、機械工作、設計製図、コンピュータ演習など専門領域の豊富な演習と実習、さらには卒業研究により産業界に通用する実践力を養成する。

目標F機械システム開発によるデザイン能力

実験・演習を重視し、課題発見・解決力、実践力、デザイン能力を養い、理解して得た知識・手法を課題解決に応用する能力を育成する。特に「卒業研究」では、学びの集大成として培ってきた能力をさらに発展させるため、研究成果の報告・発表能力、協調性や自己管理能力も身につける。

カリキュラム

ライン

学びのステップ

1年次

基幹基礎科目などを通じて、機械工学の基礎を身につける

流れ
2年次

演習などを繰り返しながら、機械工学の専門知識を養う

流れ
3年次

機械工学の本質に迫り、先進分野の技術・知識を培う

流れ
4年次

研究室に所属し、卒業研究に取り組む

カリキュラム

卒業に必要な単位数と取得できる学位

取得できる学位
取得できる学位

卒業研究

学びの集大成として取り組む

卒業研究は、指導教員の研究室に所属し、密接な指導を受けながら学びの集大成として取り組みます。
学生は研究活動への参画を通じ、4年間で学んだ知識・技能を活用しながら卒業論文にまとめます。
まとめた論文は、2月に行われる卒業研究発表会で発表され、技術者としてのプレゼン能力やコミュニケーション能力を磨きます。

2022年度卒業研究テーマ

ロボット制御・応用(永田研究室)

  • 複数ロボットのシーケンス制御のためのHCLSデータを用いたハンドシェーク通信
  • セマンティックセグメンテーションによる工業製品の欠陥検出
  • 金属の火花試験の自動評価のための3DCNNと2DCNN の分類性能の比較

ロボット工学(池田研究室)

  • カップに沿った切り離し機構を用いたトマト収穫ハンドの開発
  • 路面形状が搬送ロボットに及ぼす影響
  • トマトの房内における配置の識別

エネルギー総合工学・流体工学(結城研究室)

  • 伝熱面グルーブ形状がロータス銅を利用した沸騰浸漬冷却性能に及ぼす影響
  • CFD解析による大型翼竜の飛行能力評価
  • 自然対流制御による季節に適したビニルハウスの温度管理技術の提案

熱工学・熱エネルギー輸送(海野研究室)

  • サブクールプール沸騰伝熱を促進する伝熱面表面コーティング手法の検討
  • リキッドチャンバー内の液体サブクール度を向上させる冷却フィン形状の提案
  • 液中の溶存気体がサブクールプール沸騰伝熱に与える影響

機構開発・機構解析(吉田研究室)

  • 光干渉断層法を用いた血流動態に基づく皮膚機能計測
  • 光干渉断層法を用いた媒体搬送機構におけるゴムローラの変形と搬送速度変動に関する検討
  • ミスアライメントのある二軸ベルト機構におけるベルトのシフト挙動に関する研究

設計工学(大塚研究室)

  • ウェーブレット分解を用いた摩耗面のモデリング手法の実験的検証
  • 非理想形状の二組の穴とボスのはめあいにおける組み立てガタの解析
  • 3次元形状のトポロジー最適化における加工誤差を考慮した収束判定の提案

材料工学(吉村研究室)

  • 輝鋼材表面の錆を予防するためのメッキ蒸着が水中噴流加工で剥離しない最適な条件の選定
  • ガス浸炭・窒化処理および機能性キャビテーション処理による鋼材のハイブリッド表面改質効果

弾塑性力学・材料加工(千葉研究室)

  • 自動チューニングが施されたニューラルネットワークを用いた傾斜機能材料の最適設計
  • アルミニウム合金切削屑の等辺アングルへの固相リサイクル
  • 金属板の等二軸変形異方性の評価―ディスク圧縮試験の妥当性の検証

Pick Up 科目

ライン

機械工学科の特長ある学び

pickup授業

機械工作実習

機械加工作業を体験し、工作機械、工具及び測定機器についての知識を習得するとともに、ものづくりを通して加工技術だけでなくチームワークの大切さを理解し体得することを目的とした実習です。

pickup授業

流体力学II

流体力学の基礎事項(圧縮性、境界層理論、乱流モデルなど)について、さまざまな流体現象を解明するための手法である数値流体力学(差分法や有限体積法)を演習を交えつつ深く学びます。


在学生の声

航空系の仕事に就くための
国際的な視野を身につけられる

私の将来の目標は、航空系の開発・設計に携わることです。山口東京理科大学なら工学に必要な英語によるコミュニケーション能力を身につけられると思い進学を決めました。また地元である山陽小野田・宇部市にある企業の工場見学や、地域と連携しながら機械工学の知識を学べる点も魅力に感じました。機械系基礎英語の講義では教授から国際研究発表会での経験や海外の大学・企業との共同研究の経験についてお話を伺うことができ、国際的な視野を持つことができます。航空系の仕事は海外の企業とも連携する機会が多いため、活きた英語や教授の国際経験は役立つと考えます。流体力学などの学びをさらに深め、大学院に進学したいと思います。

髙木 真斗 さん機械工学科2年 慶進高等学校出身


設計や開発職につながる
演習などの学びが充実

子どもの頃からものづくりに興味があり、特に自動車について学びたいと思い自動車工学の講義がある山陽小野田市立山口東京理科大学に入学しました。材料力学や流体力学、熱力学、機械力学をはじめ、制御やプログラミング演習など学びの幅は多彩です。また本学科は演習が多く、中でも製品の設計・開発において設計案の機能や性能をコンピュータ上で数値解析によりシミュレーションを行い予測評価するCAE 演習は機械部品をつくる上で何を考慮しなければいけないのか、設計や開発職につながる学びだと感じています。将来は自動車メーカーに就職し、乗り物を通して人々へ幸せを届けられる技術者になることが目標です。

奥 美月 さん機械工学科4年 大分県立中津北高等学校出身

資格・進路

ライン

機械工学科の卒業後の進路

取得できる主な資格・関連する資格

取得できる主な資格

就職実績

就職実績

主な就職先(2020~2022年度卒業生)

製造業

BASF戸田バッテリーマテリアルズ合同会社/シャープ㈱/太平洋マテリアル㈱/マツダ㈱/㈱ヤナギヤ/UBE㈱/広島アルミニウム工業㈱/宇部興産機械㈱/JFEスチール㈱西日本製鉄所/しまなみ造船㈱/関西プラスチック工業㈱

情報通信業

日本システム㈱/㈱フォリウム/トヨタコネクティッド㈱/富士ソフト㈱/パナソニックITS株

建設業

㈱きんでん/㈱高田工業所/JFEプラントエンジ㈱/㈱中電工/三機工業㈱

運輸業・郵便業

山九㈱

教育・学習支援業

山口県公立学校教員

公務

山口県警察/防衛省海上自衛隊


主な進学先(2020~2022年度・括弧内は人数)

山陽小野田市立山口東京理科大学
神戸大学大学院

九州工業大学大学院
九州大学大学院

熊本大学大学院


ワタシの就活

技術者としての知識や技術、
モノづくりに夢中になった4年間

幼い頃からマツダのロードスターが好きで、世の中が自動運転にシフトしても自分で走る歓びを追究する企業姿勢に惹かれマツダを志望しました。面接でアピールポイントになったのが、入学前から所属したいと思っていた自動車部の学生フォーミュラ活動です。
この活動はプロジェクト型学習で、フォーミュラマシンの企画、設計、製作、実走行を通じてモノづくりを学び、エンジニアを育てることを目的としています。私は主にフレームの設計を担当し、3年次にはチームリーダーとして活動しました。自主的に3DCADを学んだり、またチームリーダーとして個ではなく全体に目を配らせるよう意識しました。チームで作った車が実際に動き、耐久走行を完走したときの達成感は忘れられません。大学生でもスポンサー企業との連携、車両展示を通して地域の方々との関わり合いを持てた経験は財産です。この経験を活かし、乗車した人たちが幸せを感じてもらえる車を開発していきたいと思います。

マツダ株式会社 勤務

久保 駿也 さん機械工学科 2023年3月卒業


CADや材料力学など、
在学中に学んだことが活かされる日々

自動車や電化製品などに搭載されるモーターの中核部品として用いられるモーターコアという製品を生産する装置の設計・組立業務や、ポーランド・カナダ・中国の各生産拠点の生産ラインの立ち上げに携わっています。
設計業務ではCADが必要不可欠なため、在学中に学んでいて良かったと感じています。また装置設計には材料選定や材料強度、梁のたわみ計算などが必要なため、材料力学の知識が活かされています。当社を知ったきっかけは、大学主催の説明会でした。業界研究・企業分析を進めるためにも積極的に行動することが大切だと思います。

株式会社三井ハイテック 勤務

小坂 拓海 さん機械工学科 2021年3月卒業

機械工学科の教員情報は下記からご確認ください。

機械工学科特設サイト
お問合せ:
〒756-0884 山口県山陽小野田市大学通1-1-1

TEL0836-88-3500